プロ入り後もがき続けていたMF森島司が、その才能を爆発させ始めている。
四日市中央工業高校から2016年にサンフレッチェ広島に加入した森島は、ルーキーイヤーから厳しい現実に直面する。2012年、2013年、2015年とリーグチャンピオンに輝いていた当時のチームは絶頂期で、18歳の若手は出場機会に恵まれず。リーグ戦どころかカップ戦でもチャンスが回って来ず、公式戦のピッチに1度も立つことなくシーズンを終えた。
翌年は開幕スタメンを飾りリーグ戦14試合に出場。ブレイクのきっかけをつかんだように思われた。しかし、プロ3年目の2018年はわずか1試合の出場と逆戻り。若きアタッカーはくすぶっていた。
そんな男に転機が訪れたのは2019シーズンだ。AFCチャンピオンズリーグでのアピールが実り、第13節浦和レッズ戦でリーグ初先発のチャンスを得るとプロ初ゴールを記録。そこからはシャドーの位置でレギュラーを奪い、1試合を除いて全試合でスタメンを勝ち取った。
東京五輪世代の司令塔は、2020シーズンから背番号10を着けてプレーすると自身初のリーグ戦全試合出場を経験。今季は名実ともに“広島の顔”としての活躍が期待される。
プレースタイル
もともと技術は高くそのポテンシャルは評価されていた。スピード豊かなドリブルやスペースでボールを受ける感覚、そしてパスセンス。そこに確かなクオリティーが加わり、ようやく昨季にブレイクを果たした。
ボランチやサイドでもプレーできるが、その才能が最も輝くのはピッチ中央のトップ下やシャドーのポジション。チームでも代表でも持ち前のサッカーセンスで攻撃を構築する。
動画:プレー&ゴール集
プロフィール・経歴
森島司/Tsukasa MORISHIMA
1997年4月25日生まれ 175cm・66kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2016 | サンフレッチェ広島 | 0試合・0得点 |
2017 | サンフレッチェ広島 | 14試合・0得点 |
2018 | サンフレッチェ広島 | 1試合・0得点 |
2019 | サンフレッチェ広島 | 24試合・3得点 |
2020 | サンフレッチェ広島 | 34試合・5得点 |
2021 | サンフレッチェ広島 | 29試合・1得点 |
※成績は国内リーグ(2021年12月8日現在)
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