いまではJリーグを代表するDFの1人にまで成長したDF槙野智章は、サンフレッチェ広島の下部組織出身。2006年にトップ昇格を果たすと、2007年のU-20ワールドカップ(W杯)では「調子乗り世代」の一員として注目を集め、クラブではミハイロ・ペトロヴィッチ監督(現コンサドーレ札幌)に見出されて3バックの一角としてプレーした。
2009年にはDFながら8得点を奪い攻撃力のあるCBとしてブレイク。2010年にはベストイレブンとフェアプレー賞に選ばれた。2011年には海外挑戦を決断し、ドイツのケルンに移籍。しかし、思うような出場機会を得られず、2012シーズンからはペトロヴィッチ監督が率いる浦和レッズへと加入することになった。
慣れ親しんだサッカーのもと、すぐにレギュラーを奪い中心選手として活躍した槙野は、2016年にナビスコカップ、2017年にAFCチャンピオンズリーグ、2018年に天皇杯のタイトルを獲得。また、自身としてもそのパフォーマンスが評価されて日本代表にコンスタントに呼ばれるようになり、ロシアW杯のメンバーに選ばれた。
ただ、2019年は32試合に出場しながらもルーキーイヤー以来の無得点に終わりチームも低迷。2020年もシーズン序盤は出場機会を失い浦和加入後、最少の出場数に終わった。しかし、槙野という選手はこのままで終わる男ではない。リカルド・ロドリゲス監督が就任しチームを作り直すこととなる今季、その先頭に槙野はいることだろう。
プレースタイル
闘志むき出しで相手に立ち向かっていく姿は爽快。鍛え上げられたフィジカルを生かしての1対1は滅法強く、対人能力に優れたDFだ。
90分間に渡り叫び続ける声も大きな魅力で、自らを鼓舞しながらチームメイトを盛り上げる。そして、この男の最大の魅力は攻撃力。チャンスとみるや最終ラインから迷うことなく最前線まで駆け上がり攻撃参加。天性のシュートセンスで豪快にネットを揺らす。また弾丸FKも持ち合わせている。
動画:プレー集
プロフィール・経歴
槙野智章/Tomoaki MAKINO
1987年5月11日生まれ 182cm・77kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2006 | サンフレッチェ広島 | 1試合・0得点 |
2007 | サンフレッチェ広島 | 18試合・1得点 |
2008 | サンフレッチェ広島 | 41試合・7得点 |
2009 | サンフレッチェ広島 | 33試合・8得点 |
2010 | サンフレッチェ広島 | 34試合・4試合 |
2010-2011 | ケルン | 5試合・0得点 |
2011-2012 | ケルン | 3試合・0得点 |
2012 | 浦和レッズ | 33試合・6得点 |
2013 | 浦和レッズ | 34試合・6得点 |
2014 | 浦和レッズ | 31試合・4得点 |
2015 | 浦和レッズ | 29試合・3得点 |
2016 | 浦和レッズ | 29試合・3得点 |
2017 | 浦和レッズ | 32試合・2得点 |
2018 | 浦和レッズ | 32試合・4得点 |
2019 | 浦和レッズ | 32試合・0得点 |
2020 | 浦和レッズ | 26試合・2得点 |
2021 | 浦和レッズ | 31試合・2得点 |
※成績は国内リーグ(2021年12月8日現在)
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。
● 【番組表】直近の注目コンテンツは?
● 【お得】DAZNの料金・割引プランは?