浦和レッズ 対 サンフレッチェ広島 の見どころ
ともに外国人指揮官ながら大きくスタイルが異なる両チームの対戦だ。後方からボールを動かしていくところに強みがあるリカルド・ロドリゲス監督率いる浦和と、前線からの強烈なプレッシングが魅力のミヒャエル・スキッベ監督率いる広島。金曜日の夜、両者の白熱した試合に期待したい。
AFCチャンピオンズリーグでチーム力を高めつつ、グループステージ突破を決めた浦和は、Jリーグに戻ってきて最初の試合で柏レイソルと対戦。相手のプレッシングをかわしながらボールを保持し、攻撃を繰り出していく展開を作ることはできたが、なかなかチャンスを生かすことができない。最終的に失点こそゼロに抑えたものの、得点も奪うことができず、スコアレスドローとなった。これでリーグ戦は5試合負けなし。ただ、4試合連続引き分けという状況には目を向ける必要があるだろう。
今節の相手は広島とあって、いかに相手のプレッシングを外していけるかが勝利への鍵となる。猛烈なプレッシングの餌食になっているチームも多く、ビルドアップのところで主導権を握れないと、一気に相手のペースになってしまう可能性がある。リカルド・ロドリゲス監督の下で成熟させてきたサッカーで相手を翻弄したい。注目はFWアレックス・シャルク。得点力不足に苦しむチームにおいて、シュートセンスの光る男がゴールでチームを勝利に導けるか。
対する広島は前々節の柏戦こそ敗れたが、前節は首位の鹿島アントラーズを相手にハイパフォーマンスを披露。前線から相手のビルドアップにプレスをかければ、ボールを奪ったら人数をかけた迫力ある攻撃を繰り出すなど、スキッベ監督のスタイルがチームに浸透していることがよくわかる戦いで3-0と粉砕してみせた。ここ7試合を見てもわずか1敗と上昇気流に乗っていることは間違いなく、さらなる上位浮上を見据えている。
今節は浦和と反対に相手のビルドアップをいかにプレスで奪い切るかが鍵だ。浦和は巧みにボールを動かしながらプレスを掻い潜ろうとしてくるだけに、パスコースを限定しながらどこで奪いどころを作るかが注目される。もしそこを突破されようとも最終ラインは屈強な選手たちが揃っているだけに、チームとしてしっかりと相手の攻撃を抑えていきたい。攻撃のキーマンはFW満田誠。ここ数試合、前線で違いを見せている男のプレーに注目だ。
フライデーナイトに開催される両者の試合。自分たちのスタイルで勝利を手にするのはどちらか。
J1第13節 対戦カード一覧
日時 | 対戦カード | スタジアム | 配信・放送予定 |
---|---|---|---|
5月13日(金) 19:30 | 浦和レッズ vs サンフレッチェ広島 | 埼玉 | DAZN |
5月14日(土) 14:00 | ジュビロ磐田 vs FC東京 | ヤマハ | DAZN |
5月14日(土) 14:00 | 名古屋グランパス vs セレッソ大阪 | 豊田ス | DAZN |
5月14日(土) 14:00 | 京都サンガF.C. vs 清水エスパルス | サンガS | DAZN KBS京都(録) |
5月14日(土) 15:00 | 鹿島アントラーズ vs 北海道コンサドーレ札幌 | カシマ | DAZN |
5月14日(土) 15:00 | ヴィッセル神戸 vs サガン鳥栖 | ノエスタ | DAZN NHK佐賀 |
5月14日(土) 16:00 | 川崎フロンターレ vs アビスパ福岡 | 等々力 | DAZN |
5月14日(土) 16:00 | 湘南ベルマーレ vs 横浜F・マリノス | レモンS | DAZN |
5月14日(土) 19:00 | 柏レイソル vs ガンバ大阪 | 三協F柏 | DAZN NHK BS1 |
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