伊丹高校時代にU-17ワールドカップに出場したMF米本拓司は、2009年にFC東京に入団。1年目から多くの試合に絡み、ナビスコカップ決勝では豪快なミドルシュートを突き刺してタイトル獲得と同時にMVPも受賞した。また、年末にはA代表デビューを果たすなど晴れやかな1年を過ごした。
しかし、そこからはケガとの戦いだった。プロ2年目の2010シーズン開幕前に左膝前十字靱帯損傷および左膝外側半月板損傷の大けがを負うと、2011シーズンの春先にも同箇所を痛め2年連続でシーズンのほとんどを棒に振ることに。さらに、長いリハビリを経て2012年に復帰を果たし、再びFC東京の中盤の底を支え完全復活を印象付けたが、2016年の夏に今度は右膝前十字靱帯断裂及び内側側副靱帯損傷の大けがで離脱。またしても戦列から離れることを余儀なくされた。
それでも不撓不屈の男は3度目のリハビリを乗り越え2017シーズンに復帰して元気な姿を見せると、2019年からは心機一転、名古屋グランパスへと移籍。新天地でもボールを狩りまくり、2020シーズンはリーグ最少失点での3位にフィニッシュに原動力となった。今季はタイトル獲得を念頭に置き、無尽蔵のスタミナでピッチを駆け回る。
プレースタイル
プロ入り当初からそのボール奪取力は際立っていた。献身的に中盤のスペースを走り回りアプローチの連続。そこからボールを奪い、相手の攻撃の芽をことごとく潰す。
危険を察知する能力にも優れており、シュートブロックも抜群。ボールのあるところに頻繁に顔を出し続ける。また、守備にばかり目が行きがちだが、攻撃力も高くパスセンスも見事。時折放つ、ミドルシュートやロングシュートも魅力だ。
動画:プレー集
プロフィール・経歴
米本拓司/Takuji YONEMOTO
1990年12月3日生まれ 177cm・70kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2009 | FC東京 | 28試合・1得点 |
2010 | FC東京 | 7試合・0得点 |
2011 | FC東京 | 1試合・0得点 |
2012 | FC東京 | 27試合・0得点 |
2013 | FC東京 | 33試合・1得点 |
2014 | FC東京 | 33試合・2得点 |
2015 | FC東京 | 31試合・1得点 |
2016 | FC東京 | 21試合・0得点 |
2017 | FC東京 | 11試合・0得点 |
2017 | FC東京U-23 | 10試合・0得点 |
2018 | FC東京 | 23試合・0得点 |
2018 | FC東京U-23 | 3試合・0得点 |
2019 | 名古屋グランパス | 28試合・0得点 |
2020 | 名古屋グランパス | 27試合・1得点 |
2021 | 名古屋グランパス | 28試合・0得点 |
※成績は国内リーグ(2021年12月8日現在)
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。
● 【番組表】直近の注目コンテンツは?
● 【お得】DAZNの料金・割引プランは?