開幕連勝を達成するのはどちらのチームか。川崎フロンターレとセレッソ大阪が等々力陸上競技場で激突 ｜ Jリーグ

川崎フロンターレ 対 セレッソ大阪 見どころ

AFCチャンピオンズリーグの関係もあり、今月3日に前倒しされる形で開催されるJ1第11節。等々力陸上競技場では、ともに開幕戦で白星スタートを切った川崎フロンターレとセレッソ大阪が対戦する。連勝をつかみ、スタートダッシュを切るのはどちらのチームになるのか。注目の一戦だ。

前年度王者の開幕戦は付け入る隙のない勝利だった。横浜F・マリノスとの神奈川ダービーは、立ち上がりからゲームを支配。テンポよくボールをつなぎ相手のプレッシングをかわしていくと、華麗なパスワークからMF家長昭博が2ゴールを奪い試合の大勢を決めた。後半、押し込まれる時間こそあったが、集中したディフェンスでピンチをしのぎ、ライバル相手に完勝で開幕白星を飾った。

中4日で迎える今節のC大阪戦。川崎Fが狙うのは開幕連勝のみ。その中、この試合の注目選手にはDFジェジエウを挙げたい。2015年にブラジル1部のアトレチコ・ミネイロでトップチームに昇格したジェジエウだが、当時チームを率いていたのがレヴィー・クルピ監督だった。今節、かつての指揮官の前で成長した姿を見せられるか注目だ。

一方、C大阪も開幕戦で白星スタートを切った。柏レイソル戦では序盤こそ守備面で危ういシーンをいくつか作ったが、相手に退場者が出て以降は数的優位を生かして攻勢を仕掛け、15年ぶりの復帰を果たしたFW大久保嘉人とMF坂元達裕がゴールを奪取。2-0でクルピ新監督の初陣を勝利で飾った。

川崎Fより1日少ない中3日で迎える今節は、C大阪にとって現在地を図る上でも意味のある試合となるだろう。昨季シーズンダブルを許した相手にどういった内容を見せられるか注目したい。キーマンとなるのは、古巣対決となる大久保。開幕戦のゴールで勢いが増す背番号20は、チームを勝利に導くゴールを奪うことで古巣撃破といきたい。

互いに望むものは勝点3。白熱した試合が期待できそうだ。