福岡県出身のMF田中達也はアビスパ福岡U-15から東福岡高校に進み、地元の名門高校でプレーしてきた。その後、九州産業大学に進学すると、1年次の2011シーズンからロアッソ熊本の特別指定選手に登録され、早くもJリーグの舞台に立った。
2015シーズンから正式にロアッソ熊本の一員になると10試合に出場し、明治安田生命J2リーグ第31節・大分トリニータ戦ではプロ初ゴールを挙げた。翌年にはFC岐阜に期限付き移籍をして出場機会を増やし、2017シーズンに再び熊本へ復帰。少しずつではあるが着実に力を伸ばしていった。
その才能が開花したのは2018シーズンのこと。開幕スタメンこそ逃したが、翌節からスタメンに定着し、終わってみればリーグ戦全42試合に出場。そのうち40試合でフルタイム出場を果たす活躍ぶりを見せた。
そして2018シーズンのオフ、J2で長い下積み生活を送っていた田中にJ1クラブからオファーが舞い込む。2019シーズンはガンバ大阪を新天地に選び、国内最高峰の舞台でプレーすることとなった。しかし、徐々に出場機会に恵まれ始めた夏場に同じJ1の大分に電撃移籍。“疑似カウンター”とも評される独特な戦術の中でも自分の特徴を発揮し、“カタノサッカー”に欠かせない選手へと成長を遂げた。
その活躍ぶりが認められ、今季は浦和レッズへ完全移籍。より高みを目指してピッチを切り裂く。
プレースタイル
プロ入り前から大きな魅力であったスピードはJリーグの舞台でも健在。1対1の仕掛けに自信を持つドリブラーは、WBやSB、サイドハーフなど主にサイドのポジションを務めながら、その爆発的な脚力を生かし、サイドのスペースを駆け抜けている。
また、大分トリニータに加入以降はシャドーに入る機会も増え、プレーの幅を広げている。ピッチ中央でもスピードを生かした飛び出しや突破は相手にとって脅威であり、浦和レッズでもゴールに直結するプレーが目立っている。
動画:プレー&ゴール集
プロフィール・経歴
田中達也/Tatsuya TANAKA
1992年6月9日生まれ 172㎝・69g 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2011 | ロアッソ熊本(特別指定) | 3試合・0得点 |
2013 | ロアッソ熊本(特別指定) | 1試合・0得点 |
2015 | ロアッソ熊本 | 10試合・1得点 |
2016 | FC岐阜 | 18試合・1得点 |
2017 | ロアッソ熊本 | 21試合・0得点 |
2018 | ロアッソ熊本 | 42試合・9得点 |
2019 | ガンバ大阪 | 8試合・0得点 |
2019 | 大分トリニータ | 15試合・1得点 |
2020 | 大分トリニータ | 33試合・8得点 |
2021 | 浦和レッズ | 28試合・4得点 |
※成績は国内リーグ(2021年12月8日現在)
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