FW小川航基が一躍名声を上げたのは、2015年の第94回全国高等学校サッカー選手権大会のことだった。本大会では、得点王候補として注目選手に挙げられると4得点を奪取。得点ランキング2位となり、ベスト16進出に貢献した。
そして17年にジュビロ磐田に入団。プロ1年目はリーグ戦の出場は叶わなかったが、ヤマザキナビスコカップでプロデビューを果たした。ただ、さらなる飛躍が期待された2018シーズンは、Jリーグ第4節ヴィッセル神戸戦でリーグ戦デビューを飾ったが、5月に行われたU-20ワールドカップで左ひざの前十字じん帯断裂および半月板を損傷。リーグ戦の出場は5試合にとどまってしまった。
その後、なかなか出場機会を得ることができなかったため、19年には水戸ホーリーホックへ期限付き移籍。ここで先発の座を得ると、途中加入ながら7ゴールを奪取して自身の力を証明した。
2020シーズンは磐田に復帰。開幕戦から2ゴールを奪う活躍を見せるなど期待を抱かせたが、結果的にはシーズン9得点にとどまりチームも6位と悔しい1年となった。今季こそは圧倒的なパフォーマンスを残してチームを昇格に導くしかない。勝負の1年が始まる。
プレースタイル
恵まれた体格を生かした空中戦の強さだけでなく、ポストプレーでチームの攻撃を循環させることもできる。その上で、高いシュートセンスと抜群の得点感覚を発揮してゴールを量産する。
身長の割には一瞬のスピードを持ち合わせており、最終ラインの背後を取る動きも巧みで相手ディフェンダーにプレッシャーをかける。得点力は年を重ねるごとに上がっているため、これからの活躍が期待されるストライカーだ。
動画：プレー&ゴール集
プロフィール・経歴
小川航基／Koki OGAWA
1997年8月8日生まれ186㎝・78kg 利き足：右
| シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
|---|---|---|
| 2016 | ジュビロ磐田 | 0試合・0得点 |
| 2017 | ジュビロ磐田 | 5試合・0得点 |
| 2018 | ジュビロ磐田 | 13試合・1得点 |
| 2019 | ジュビロ磐田 | 5試合・0得点 |
| 2019 | 水戸ホーリーホック | 17試合・7得点 |
| 2020 | ジュビロ磐田 | 32試合・9得点 |
| 2021 | ジュビロ磐田 | 24試合・1得点 |
※成績は国内リーグ（2021年12月8日現在）
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