横浜FCを2-0で下し、AFCチャンピオンズリーグ出場権獲得圏内の3位とわずか勝点2差の6位に浮上することに成功した浦和レッズ。その試合で決勝点を奪ったのはゴールに飢えていた汰木康也だった。
予想外の一撃だった。34分、右サイドからMF小泉佳穂がクロスを入れるとゴール前で頭で合わせたのは背番号24。自他と共に認める、珍しいヘディングでのゴールとなった。
ただ、それは単なる偶然のゴールではなく練習の成果が形になったもの。「開幕からずっとゴールが欲しい気持ちはあった。やっと取れたなという感じ」とゴールを喜んだ汰木は、平川コーチの名前を挙げ、感謝の気持ちを明かした。
「ここ1か月くらい、平川コーチがヘディングの練習の付き合ってくれていた。本当にシンプルな練習だったけど、それでも頭に上手く当たらず、練習では1本も入っていなかった。でも、ここで入って良かったです」
それでも、満足した様子は見られない。それはポジションが安泰ではないからだ。この夏には新加入選手も多く加入し、競争も激しくなってきており、汰木自身、この試合が3試合ぶりの出場であった。ただ、その中でも「外だけでなく中に入ってプレーすることも増えてきて、自分のプレーの幅が広がったと思っている」と自身のプレーには手ごたえをつかんできている様子。チーム全体の攻撃についても「前の距離感がよくなってきて、相手はいろいろなことを警戒しないといけないと思う」と積み上げを口にした。
まずはJ1初ゴールを決めた昨季と並んだが、もちろん、ここから目指すはキャリアハイの2ゴール目とその先。さらなる浮上を目指す浦和において、背番号24がゴールの味を思い出したことは終盤戦で大きな力になりそうだ。
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