鹿島アントラーズのアカデミー育ちで一本立ちのときを迎えたプロ4年目のGKだ。
ジュニア、ジュニアユース、ユースと鹿島一筋でプレーし、2018年にトップ昇格。中学年代から定期的に世代別代表に選ばれるなど、将来を期待される逸材である。しかし、プロ入り後はライバルであり偉大な先輩であるGK曽ケ端準、GKクォン・スンテの牙城が高く、プロ2年目までリーグ戦はおろかカップ戦でも出場機会に恵まれることはなかった。
そんな状況が2020シーズンになり一変する。ザーゴ監督が就任して以降、GKを含め最終ラインからボールをつなぐことをチーム全体に要求する新指揮官の下で、プレシーズンから懸命にアピール。開幕スタメンこそ逃したが、明治安田生命J1リーグ第8節・大分トリニータ戦でベンチ入りを果たすと、第9節のサガン鳥栖戦でプロ初出場を果たし90分間プレー。完封勝利に貢献した。その後、第12節・ガンバ大阪戦以降、レギュラーに定着してからは1度もポジションを明け渡すことなくシーズンを戦い切った。
最終節後に流した悔し涙をつなげるべく、今季はフルタイム出場を目指す。
プレースタイル
フィールドプレーヤーと比べても遜色ない足元の技術とキック精度を兼ね備えたワールドスタンダードなプレースタイルを持つGKだ。ゴールキックになれば正確無比なキックで攻撃の起点となりビルドアップにも積極的に参加。最後尾から攻撃を司る。
GKとして肝心なセービング技術も練習や試合を重ねるごとに高まっており、若さ溢れるエネルギッシュなプレーでチームを盛り上げる。メンタル的にも逞しく先輩たちにも遠慮なくコーチングを飛ばしている。
プレー&セーブ集
プロフィール・経歴
沖悠哉／Yuya OKI
1999年8月22日生まれ 184㎝・82kg 利き足：右
| シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
|---|---|---|
| 2018 | 鹿島アントラーズ | 0試合・0得点 |
| 2019 | 鹿島アントラーズ | 0試合・0得点 |
| 2020 | 鹿島アントラーズ | 24試合・0得点 |
| 2021 | 鹿島アントラーズ | 33試合・0得点 |
※成績は国内リーグ（2021年12月8日現在）
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