来季のAFCチャンピオンズリーグ出場権を狙う3位・ヴィッセル神戸の大きな原動力となっているのがFW武藤嘉紀だ。
今夏に6年間を過ごした欧州リーグからJリーグ復帰を決断した背番号11は、加入後の12試合で5得点6アシスト。攻撃の中心選手として周囲が期待していた通りの結果を残し、神戸の縦への推進力をもたらす槍として欠かせない存在となっている。
日本復帰を決断した中である心境の変化も芽生えた。「海外にいた時に日本人である以上、何でも頑張らなければいけないというのがありましたが、今はやるべきことをしっかりとやってゴールに繋がるプレーに集中できていることは非常に大きい」。
それはチームの数字にも現れている。武藤が加入前のチームの平均得点が「1.6」だったところから「1.8」に向上。また加入後は、9勝2分2敗とチームの成績も上向かせてきた。
ただ当初は課題も感じていた。「ファーストチョイスが横や後ろだったり、カウンターにいけるのに自信がないから後ろに戻すことが多かった。そこを変えていくためにかなり話し合ってきた」。武藤と同じように海外経験を持つFW大迫勇也やMF山口蛍、DF酒井高徳らと共に、「日本人で議論することが多くなってきた。カウンターも成立するようになってきてみんなが自信を持って奪った後に前を選択できている。そういう意味でもかなり成熟してきている」と手応えを口にする。
ラスト2試合で4位の名古屋グランパスとは勝ち点差が5ポイント。その中で今節は、すでにACL出場権が決まっている2位・横浜F・マリノスと対戦。勝てば文句なしでACL出場を決められる重要な一戦に、「全てを懸けるべき試合。ACLを決めることだけに集中したい」。そう意気込む背番号11に期待したい。
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