セレッソ大阪下部組織出身の柿谷は、高校在学中の2006年にクラブ史上最年少の16歳でトップチームとプロ契約。世代別の日本代表としても翌2007年のU-17ワールドカップ(W杯)で印象的な活躍を披露し、国内外で話題を集めた。
C大阪では後にボルシア・ドルトムントで大きなインパクトを残すこととなるMF香川真司と同期入団となり、出場機会に苦しむ中で2009年から2011年まで徳島ヴォルティスに期限付き移籍。徳島の地では2011年に副キャプテンを任されるなど、あらゆる経験を積んで成長を遂げていった。
その後、2012年に復帰したC大阪ではレギュラーをつかみ、MF清武弘嗣らとともにゴールを量産。2013シーズンにJ1リーグ34試合21ゴールを記録すると、翌2014年にはブラジルW杯の日本代表メンバーにも選出され、大会終了後にスイスリーグのバーゼルに完全移籍した。しかし、初の海外挑戦の場ではあまりインパクトを残すことができず。2016年にC大阪に帰還することになった。
そこからはチームの中で役割が変化していくなかでも随所に活躍をみせた。ところが、2019シーズンは23試合3ゴール、2020シーズンは24試合1ゴールと、この2年は能力に相応しい結果を残すことはできなかった。
その中で今季は覚悟の移籍を決断。アカデミー時代から多くの時間を過ごしたC大阪を離れ、名古屋グランパスでプレー。もう1度ゼロからの勝負を挑むことを選んだ。
プレースタイル
主にストライカーとしてプレーする柿谷だが、組み立てにも参加して必要に応じて高精度のラストパスを供給することも可能だ。
そして、備えているテクニックは歴代日本人の中でも屈指のものであり、特にトラップは芸術的。そのボールタッチ能力をポストワークや裏抜けに生かし、万能型フォワードとして相手の予想を上回る攻撃を仕掛ける。
動画:プレー&ゴール集
プロフィール・経歴
柿谷曜一朗/Yoichiro KAKITANI
1990年1月3日生まれ 177cm・68kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2006 | セレッソ大阪 | 1試合・0得点 |
2007 | セレッソ大阪 | 21試合・2得点 |
2008 | セレッソ大阪 | 24試合・0得点 |
2009 | セレッソ大阪 | 6試合・2得点 |
2009 | 徳島ヴォルティス | 27試合・4得点 |
2010 | 徳島ヴォルティス | 34試合・4得点 |
2011 | 徳島ヴォルティス | 36試合・6得点 |
2012 | セレッソ大阪 | 30試合・11得点 |
2013 | セレッソ大阪 | 34試合・21得点 |
2014 | セレッソ大阪 | 14試合・1得点 |
2014-15 | バーゼル | 14試合・3得点 |
2015-16 | バーゼル | 4試合・1得点 |
2016 | セレッソ大阪 | 20試合・5得点 |
2017 | セレッソ大阪 | 34試合・6得点 |
2018 | セレッソ大阪 | 21試合・4得点 |
2019 | セレッソ大阪 | 23試合・3得点 |
2019 | セレッソ大阪U-23 | 1試合・0得点 |
2020 | セレッソ大阪 | 24試合・1得点 |
2021 | 名古屋グランパス | 36試合・5得点 |
※成績は国内リーグ(2021年12月8日現在)
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