【移籍情報】東京五輪世代の浦和レッズ・橋岡大樹、シント=トロイデンへの期限付き移籍に関しクラブ間合意を発表 ｜ Jリーグ

【国内サッカー ニュース＆移籍情報】ベルギー1部リーグのシント=トロイデンが、浦和レッズに所属する東京五輪世代の橋岡大樹の移籍に関し、クラブ間合意に至ったことを発表。浦和で育った浦和っ子が欧州の地に旅立つこととなった。

浦和レッズは25日、U-24日本代表DF橋岡大樹がベルギー1部リーグのシント=トロイデンに期限付き移籍することについて、クラブ間で合意に達したことを発表した。なお、期限付き移籍期間は、2021年1月30日～2022年6月30日まで。橋岡はベルギー政府による新型コロナウイルス感染に関する新規入国制限措置に則り、ベルギーに到着した後に正式契約することとなる。

橋岡は1999年生まれの21歳。さいたま市出身の橋岡は、中学年代から浦和のアカデミーで育つと17年に2種登録選手としてトップチーム入り。同年のルヴァンカップ準々決勝1stレグのセレッソ大阪戦で途中出場からトップデビューを果たした。翌年にトップチーム昇格し、ルーキーイヤーは右サイドバックで定位置を確保してJ1リーグ戦25試合に出場。その後は右SBとCBでプレーしながら、3年間でJ1通算74試合4得点の成績を残している。

また、東京五輪代表となるU-24日本代表にも名を連ね、19年のEAFF E-1サッカー選手権ではA代表デビューも飾っている。

移籍先のシント=トロイデンは現在、FW鈴木優磨やGKシュミット・ダニエルら5人の日本人選手が在籍。かつてはDF冨安健洋、MF遠藤航、MF鎌田大地ら、A代表の常連組がプレーしていたチームだ。今回の移籍に際し、橋岡は浦和の公式サイトを通じて移籍への思いを明かしている。

「このたび、ベルギーリーグ1部のシント＝トロイデンVVに期限付き移籍することとなりました。僕は、浦和レッズのファン・サポーターに出会うことができて、本当に幸せ者だと思っています。

小さい頃から浦和の街で育ち、ジュニアユース、ユース、そしてトップチームの9年間、浦和レッズに育ててもらいました。ベルギーで苦しい時期があるかもしれませんが、そのときは浦和レッズのファン・サポーターのみなさんの顔を思い出して、がんばりたいと思います。

ベルギーで、僕が浦和レッズで培ってきたものを全力で出し切って、ヨーロッパで活躍できるよう、がんばります。そして、僕は浦和という街が本当に大好きなので、絶対に恩返しをします。今後も、橋岡大樹、そして浦和レッズを応援よろしくお願いいたします」

また、橋岡は移籍先のシント=トロイデンの公式HPでもコメントを発表。

「自分のプレーの特徴はアグレッシブさ気持ちのこもった熱いプレーです！そういったプレーを全力で出し切ってクラブの力になれるように頑張ります。そしてこういった時期だからこそサッカーで皆さんに勇気、元気、そして感動を与えます！少しでも早くチームに慣れて試合で活躍する姿を見せれるように頑張ります」と、意気込みを語った。

また、浦和の西野努テクニカルダイレクターは「この時期の移籍は、チームとしては決して理想的なタイミングではありませんでした。しかし、アカデミーから浦和レッズで育った橋岡選手にはさらに大きく成長し、世界で活躍する選手になってもらいたいと強く願っています。そして、橋岡選手の今後の躍進に負けないよう、浦和レッズをさらに強く魅力的なチームにしていきたいと思います」とコメントしている。