横浜FCのジュニアユースからユースへの昇格が叶わずも、麻布大学附属高校、専修大学を経由して古巣クラブに帰ってきた中山克広はルーキーイヤーから大車輪の活躍。試合を重ねるごとにクロスやシュート精度にも向上が見られ、プロ1年目から6ゴール6アシストと結果を残した。
5月に下平隆宏監督が就任すると右サイドハーフの絶対的レギュラーとして君臨。勢いに乗ると手を付けられないスピードとドリブルを武器に右サイドを幾度なく突破し、チームの生命線の1つであったショートカウンターの中心を担った。そして第26節アビスパ福岡戦で待望のプロ初ゴールを挙げると、そこからは面白いように得点を量産。第29節鹿児島ユナイテッド戦で1試合2ゴールを決めるなど6戦6発と荒稼ぎ。スピード豊かなドリブルで相手に脅威を与え続け13年ぶりのJ1昇格へ大きく貢献した。
自身にとって初のJ1となった2020シーズンはさらなるインパクトを残すプレーを期待されたがコンディション不良が続きほとんどピッチに立つことができず。今季からは環境を変える決断をし、清水エスパルスでのプレーを選んだ。ロティーナ監督の目指す組織立ったサッカーの中で攻撃にアクセントを加える。
プレースタイル
細かなフェイントや駆け引きなしに爆発的なスピードで相手を置き去りにするドリブルが最大の武器。目の前にスペースが広がっていれば逃さずに突く。また、サイドハーフに求められる90分間上下動を繰り返すスタミナも備わっている。
課題の得点力やクロス精度に向上が見られれば、ワンランクもツーランクも怖い存在となることが期待されるスピードスターだ。
動画:プレー&ゴール集
プロフィール・経歴
中山克広/Katsuhiro NAKAYAMA
1996年7月17日生まれ 177㎝・65kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2019 | 横浜FC | 32試合・6得点 |
2020 | 横浜FC | 16試合・0得点 |
2021 | 清水エスパルス | 27試合・2得点 |
※成績は国内リーグ(2021年12月8日現在)
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