特別な思いを胸に戦う”阪神ダービー”。セレッソ大阪対ヴィッセル神戸の見どころ ｜ 日程・放送・配信予定 ｜ Jリーグ

セレッソ大阪対ヴィッセル神戸の見どころ

AFCチャンピオンズリーグ東地区グループステージ開催の影響で延期となっていたJ1第20節。新スタジアムのヨドコウ桜スタジアムのこけら落としとなる12位・セレッソ大阪と3位・ヴィッセル神戸が激突する”阪神ダービー”は、特別な思いを胸に勝利を目指す一戦になりそうだ。

C大阪は、5月30日以来のリーグ戦を迎える。直近のリーグ戦では、3分3敗と勝ち切れない苦しい時期が続いていたものの、ACLではグループJを4勝2分と無敗で首位通過。7年ぶりにノックアウトステージへと勝ち進んで、リーグ戦での嫌な流れを断ち切りつつある。

その中で迎える今節は、新ホームスタジアムでの初戦という特別な一戦に勝利という花を添えたいところ。そのためにも6月のインターナショナルマッチウィークで日本代表に選出されて、ACLでも2ゴールの活躍を見せたMF坂元達裕は、2つの国際舞台を経験し、更なる進化を遂げている最中。前回の神戸戦でゴールを決めている背番号17は、ACL帰国後のリーグ再開戦でチームを勢いづける存在となれるか。

対する神戸は、ACL勢が不在の期間に3連勝で3位に浮上。特にアビスパ福岡に2得点、横浜FCに5得点、湘南ベルマーレに3得点とこの連勝中は、いずれも複数得点と攻撃を機能させて好調をキープ。今節も攻撃陣の破壊力を示して、このまま連勝街道を続けていきたいところだ。

しかし14ゴールでJ1得点ランキングトップを走るFW古橋亨梧が16日、スコットランドの名門・セルティックとクラブ間で基本合意に達したことを発表。この3連勝中に全試合でゴールを奪い、5ゴールと爆発してきたエースは、C大阪戦が神戸でのラストマッチになる予定だ。初の海外挑戦へと旅立つ前にチームを4連勝に導き、自身を成長させてくれたクラブに恩返しを果たせるか注目だ。

新スタジアムの門出を祝いたいC大阪と古橋を笑顔で送り出したい神戸が激突する白熱のダービーマッチ。最後に思惑を叶えるのは果たしてどちらか。