中学年代はFC東京U-15むさし、高校年代は前橋育英高校、大学年代は東洋大学と様々な環境でプレーしてきたMF坂元達裕は、大学4年生の9月にモンテディオ山形への入団をつかみ取った。
ルーキーイヤーとなった昨シーズンは木山隆之監督（現・ベガルタ仙台）のもとで開幕スタメンを飾ると、全42試合でピッチに立ち、チーム6位の出場期間を記録。7ゴールを決め、ゴール数でもチーム2位タイの数字を残し、攻撃の中心を担った。
大きなインパクトを残したルーキーをJ1のクラブが放っておくわけがなく、プロ2年目の今シーズンからはセレッソ大阪に加入。組織的な守備と徹底したポジショナルプレーを掲げるロティーナ監督の下でプレーすることとなった。そのスペシャルな攻撃の才能は智将にもしっかりと認められ、開幕スタメンをつかむと、リーグ戦33試合で先発出場し一気にチームの主軸へと成長。右サイドでカットインしたところから繰り出される左足でチームの攻撃にアクセントを加えていた。
今季はマークが厳しくなることが予想されるが、成長著しい24歳のアタッカーにはそれを上回るプレーが期待される。
プレースタイル
レフティー独特のリズムに加え、この男ならではのテンポが混ぜ合わさったドリブルは、マッチアップした相手にとって止めるのは一苦労。飛び込めば軽やかなステップワークで外され、止まっていれば縦へと突破を許す。
2019シーズンにJ2を席巻したドリブルはJ1でも脅威となっている。右足のキック精度は向上中で、自慢の左足が塞がれたとしても他のプレーの選択肢を持ち合わせている。縦にも中央にもその状況に応じて最適な選択をすることができるようになったことで、さらなるゴールやアシストが期待できそうだ。
動画：プレー&ゴール集
プロフィール・経歴
坂元達裕／Tatsuhiro SAKAMOTO
1996年10月22日生まれ 170㎝・63kg 利き足：左
| シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
|---|---|---|
| 2019 | モンテディオ山形 | 42試合・7得点 |
| 2020 | セレッソ大阪 | 33試合・2得点 |
| 2021 | セレッソ大阪 | 33試合・6得点 |
※成績は国内リーグ（2021年12月8日現在）
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