日本代表の絶対的エースである大迫勇也。現在は、ブレーメンでもエースとしての重責を担っている。
鹿児島県出身である大迫は、地元の強豪校鹿児島城西高等学校へと進学。1年からレギュラーとしてプレーし、鹿児島県大会3冠も成し遂げた。全国高等学校サッカー選手権にも出場し、10ゴール10アシストという結果を残し、チームとしては準優勝を経験している。
高校卒業後は鹿島アントラーズへと入団。1年目から6ゴールをマークすると、2013シーズンには自身初となる二桁得点を記録。その年のJリーグベストイレブンにも選出され、2014年1月に1860ミュンヘン移籍を決断した。
初の海外挑戦はドイツ2部からスタート。トップ下として起用されることもあったが、15試合6ゴール3アシストと、まずまずの成績を残し、半年後にはケルンへとステップアップを果たした。ケルンではサイドやトップ下など、本職ではないポジションで起用され、苦戦する時期もあったが、3年目にはリーグ戦で7ゴール6アシストを記録。チームもヨーロッパリーグ出場権を獲得したが、翌シーズンは開幕から低迷が続き、最下位での降格となった。
ケルンの2部降格に伴い、2018年7月に大迫はブレーメンへと移籍。アジアカップ出場もあり、中盤から終盤にかけては離脱という苦しいシーズンとなり、リーグ戦3ゴールにとどまった。2019-20シーズンは第2節でゴールを奪うと、第3節では2ゴールを挙げて、幸先のいいスタートを切ったが、その後負傷で離脱を余儀なくされ、チームも24試合でわずか4勝と不振にあえいでいる。
日本代表では2013年にデビュー。2014年、2018年と、2度のワールドカップ出場があり、ロシア・ワールドカップでのコロンビア戦ではコーナーキックからヘディングで決勝点を挙げ、マン・オブ・ザ・マッチにも選出されている。得点力もさることながら、その圧倒的なポストプレーにより、代表では替えの効かない選手と位置づけられている。
2021年には7年半ぶりの国内復帰としてヴィッセル神戸に移籍。背番号10を身につけ、再び日本での活躍を見据える。
プレースタイル
日本代表では絶対的なセンターフォワードであるが、クラブでは決定力に欠けるとの評価もあり、トップ下やサイドで起用されることも少なくない。だが、ブレーメンではポストプレーの能力が評価され、最前線での起用も増え始めている。
ボールキープ能力は歴代の日本人FWの中でも随一の高さであり、ブンデスリーガの屈強なDFを相手にしても、後手を踏むことはない。上背はないものの、手の使い方が巧みであり、相手DFを背負ってボールをはたき、攻撃の起点となる能力は非常に高い。
また、ジャンプ力や相手の懐に入る感覚も確かで、ヘディングでのゴールも多く、武器として確立している。
動画:プレー集
エピソード
大迫の代名詞ともなっている「大迫半端ないって」というフレーズは、高校時代の対戦相手、滝川第二高校の選手が試合後、口にした言葉である。
現在では、「半端ないって」という言葉は海を渡り、ドイツでも大迫を示す言葉として知られている。
プロフィール・経歴
大迫勇也/Yuya Osako
1990年5月18日生まれ 182cm・71kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2009 | 鹿島アントラーズ | 22試合・3得点 |
2010 | 鹿島アントラーズ | 27試合・4得点 |
2011 | 鹿島アントラーズ | 25試合・5得点 |
2012 | 鹿島アントラーズ | 32試合・9得点 |
2013 | 鹿島アントラーズ | 33試合・19得点 |
2013-14 | 1860ミュンヘン | 15試合・6得点 |
2014-15 | ケルン | 28試合・3得点 |
2015-16 | ケルン | 25試合・1得点 |
2016-17 | ケルン | 30試合・7得点 |
2017-18 | ケルン | 25試合・4得点 |
2018-19 | ブレーメン | 21試合・3得点 |
2019-20 | ブレーメン | 28試合・8得点 |
2020-21 | ブレーメン | 16試・0得点 |
ヴィッセル神戸 | 11試・4得点 |
※成績は国内リーグ(2021年12月8日時点)
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。
● 【番組表】直近の注目コンテンツは?
● 【お得】DAZNの料金・割引プランは?