鹿島アントラーズ 対 北海道コンサドーレ札幌 の見どころ
激しい攻守の攻防が見られる面白い一戦になりそうだ。
首位に立っている鹿島は、前節・サンフレッチェ広島戦で4試合ぶりの黒星。前線からのハイプレスを回避され、広島の縦に鋭い攻撃から3失点。もちろん相手が[3-5-2]というこれまでとは違う姿で臨んできたところに面を食らったところもあったとは言え、内容でも相手に上回られる悔しさの残る一戦となった。
また前節は、公式戦で3試合連続3得点と好調だった攻撃陣も第9節名古屋グランパス戦（0-0）以来の無得点。お互いに良さを引き出し合っているFW鈴木優磨とFW上田綺世という日本人トップクラスの2トップには、今節はゴールという形で奮起を期待したい。
それでもここまでは、強度の高い連続性のあるプレッシングでJ1で強さを見せてきたことも事実だ。広島戦ではデュエルやプレースピードのところで上回られたものの、ビルドアップを得意とする札幌に対して自分達の強みをあらためて強調していけるか。ここが勝利のカギを握るだろう。
対する札幌は、J1最多の8つの引き分けで勝ち切れないが多いものの、ここまではわずか1敗と安定した戦いぶりを続けている。前節・京都サンガF.C.戦は、セットプレーから生まれたMF高嶺朋樹のシーズン初得点を逃げ切って1-0で勝利。ここ数試合は着実に白星を増やし、調子を上げてきている。
その大きな要因となっているのが守備の安定だ。5失点で敗れた第8節・鳥栖戦以降は、5試合連続でクリーンシートを継続中。京都戦は、3バック中央のMF宮澤裕樹が欠場したものの、リーグ戦では第2節・セレッソ大阪戦以来の先発出場となったDF岡村大八が奮闘。3バックの布陣が変わっても無失点を継続できたことはポジティブな材料だ。
ただ引き分けを勝ちに消化させていくためには、やはり得点力がカギとなる。京都戦でJ1通算500試合目という節目のゲームを迎えたペトロヴィッチ監督のもと攻撃的なスタイルの完成度も高い。ただストライカーのポジションは、長期離脱中のFW興梠慎三が抜けてからなかなか定まっていない。京都戦ではMF青木亮太を1トップの位置で起用しているが、このポジションに入る選手の決定力もポイントになるだろう。
鹿島が首位を守り切れるか、札幌が初の連勝で勢いに乗るか。注目の一戦は、14日15:00に幕を開ける。
J1第13節 対戦カード一覧
| 日時 | 対戦カード | スタジアム | 配信・放送予定 |
|---|---|---|---|
| 5月13日（金） 19:30 | 浦和レッズ vs サンフレッチェ広島 | 埼玉 | DAZN |
| 5月14日（土） 14:00 | ジュビロ磐田 vs FC東京 | ヤマハ | DAZN |
| 5月14日（土） 14:00 | 名古屋グランパス vs セレッソ大阪 | 豊田ス | DAZN |
| 5月14日（土） 14:00 | 京都サンガF.C. vs 清水エスパルス | サンガS | DAZN KBS京都（録） |
| 5月14日（土） 15:00 | 鹿島アントラーズ vs 北海道コンサドーレ札幌 | カシマ | DAZN |
| 5月14日（土） 15:00 | ヴィッセル神戸 vs サガン鳥栖 | ノエスタ | DAZN NHK佐賀 |
| 5月14日（土） 16:00 | 川崎フロンターレ vs アビスパ福岡 | 等々力 | DAZN |
| 5月14日（土） 16:00 | 湘南ベルマーレ vs 横浜F・マリノス | レモンS | DAZN |
| 5月14日（土） 19:00 | 柏レイソル vs ガンバ大阪 | 三協F柏 | DAZN NHK BS1 |
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