MF阿部浩之はタイトルに満ちたキャリアを過ごしている。
プロキャリアを歩み出したガンバ大阪ではルーキーイヤーの2012年こそJ2降格の憂き目にあうが、2013年に長谷川健太監督(現FC東京)が就任したことで状況が一変。そこからはタイトル街道を突き進むチームの中心となっていく。
2013年のJ2優勝を皮切りにサイドハーフのレギュラーに定着した阿部は、2014年に明治安田生命J1リーグ、JリーグYBCルヴァンカップ、天皇杯の全タイトルを獲得。リーグ史上初となるJ1復帰即3冠の偉業達成に貢献し、自身としてもJリーグの優秀選手に選ばれた。2015年も天皇杯で連覇を成し遂げてタイトルを手に入れると、2016年こそ無冠に終わるが、2017年に移籍した川崎フロンターレでも多くのタイトルを獲得することとなる。
移籍初年度から攻撃的なサッカーに素早く溶け込み主力として活躍した阿部は、それまでシルバーコレクターと呼ばれていたチームにリーグタイトルをもたらすと、さらに2018年には自身としても初めてリーグ連覇を達成。2019年はリーグ3連覇こそ逃したが、ルヴァンカップで優勝し、加入してから3年連続でのタイトル獲得となった。
そんな“タイトル男”は2020年から名古屋グランパスに加入すると、移籍初年度でのタイトル獲得は逃したが、攻撃の中心選手としてチームを3位に導き、9年ぶりのAFCチャンピオンズリーグ出場権をもたらした。“優勝請負人”の異名に相応しく、今季こそ狙うはもちろんタイトル獲得だ。
プレースタイル
攻撃的なポジションならどこでもプレーできるサッカーセンスの持ち主。その中でも両サイドサーフが1番の持ち場で攻守にハードワークを怠らずチームを循環させる。司令塔やエースと呼ばれるプレースタイルではないが、与えられた役割をしっかりとこなし、どの監督からも重宝される存在だ。
止める・蹴るの技術が高く、両足から繰り出される高精度のミドルシュートも大きな武器である。今季は名古屋でトップ下でプレーすることが多くなりそうだが、勝者のメンタリティーを持つ阿部の活躍に期待だ。
動画:プレー&ゴール集
プロフィール・経歴
阿部浩之/Hiroyuki ABE
1989年7月5日生まれ 170cm・69kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2012 | ガンバ大阪 | 18試合・2得点 |
2013 | ガンバ大阪 | 30試合・5得点 |
2014 | ガンバ大阪 | 30試合・7得点 |
2015 | ガンバ大阪 | 33試合・4得点 |
2016 | ガンバ大阪 | 24試合・3得点 |
2016 | ガンバ大阪U-23 | 2試合・0得点 |
2017 | 川崎フロンターレ | 28試合・10得点 |
2018 | 川崎フロンターレ | 29試合・5得点 |
2019 | 川崎フロンターレ | 23試合・7得点 |
2020 | 名古屋グランパス | 27試合・4得点 |
2021 | 名古屋グランパス | 8試合・0得点 |
※成績は国内リーグ(2021年12月8日現在)
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