開幕金Jの"神奈川ダービー"は川崎フロンターレが勝利! 家長昭博の2発で横浜F・マリノス下す ｜ Jリーグ

明治安田生命J1リーグは、26日に2021シーズンの開幕を迎えた。金曜開幕のファーストマッチとして相対したのは川崎フロンターレと横浜F・マリノス。等々力陸上競技場で激しい戦いが繰り広げられた。

昨季の王者・川崎Fは、先週行われた『FUJI XEROX SUPER CUP 2021』からスターティングメンバーに変更はなし。FW三笘薫やMFジョアン・シミッチらが名を連ねた。一方、横浜FMは18歳のFW樺山諒乃介を先発起用。また、中盤にはMF天野純、扇原貴宏、和田拓也らが起用された。

意地と意地のぶつかり合う神奈川ダービー。立ち上がりから攻勢を仕掛けたのは、ホームの川崎Fだった。細かいパスワークで相手のプレッシングをかわすと、サイド、中央を起点に攻撃を展開。21分には右サイドを起点に脇坂泰斗、山根視来とつなぎ、最後は家長昭博が左足のボレーを突き刺して先制点の奪取に成功した。

先手を奪った川崎Fは、その後も怒涛の攻撃を展開。GKオビ・パウエル・オビンナの好セーブもあってなかなか追加点が決まらなかったが、44分に右サイドの攻撃からMF田中碧のクロスを家長が華麗なヘディングで合わして2点目をゲット。リードを2点に広げて前半を折り返した。

後半、横浜FMはスタートから2枚の選手を変更。FW前田大然と水沼宏太をピッチに送り込み、一段階ギアを上げてゴール奪取を目指した。63分にチャンス。田中のボールを奪い切ったところからカウンターを発動すると、FWオナイウ阿道がゴール前でシュートを放つ。しかし、これは左ポストに阻まれた。

終盤は互いに選手交代を駆使しながら攻撃を繰り出していくが、両CBが集中した対応を披露してゴールを封鎖。その中、リードしている川崎Fは巧みにゲームをコントロールしながら時間を進めた。結果、このまま試合は終了。前半の2点のリードを守り切った川崎Fが、開幕戦となった神奈川ダービーを制している。