韓国人GKが多くプレーする昨今のJリーグにおいて、その先駆者と呼ばれるのが来日13年目のGKキム・ジンヒョンだ。
キム・ジンヒョンは韓国の東国大学を卒業後、2009年にセレッソ大阪に入団するとそこからクラブ一筋でプレー。1年目からJ2で50試合に出場し、レギュラーを獲得して以降はそこから1度も正守護神の座を譲ることなくセレッソ大阪のゴールを守り続けてきた。その数はJ1・J2合わせて400試合目前で、チームの調子が良いときも悪いときも最後尾からチームを支えた。
その成果がようやく結ばれたのが2017シーズンのこと。JリーグYBCルヴァンカップの決勝で川崎フロンターレを下し、クラブ史上初のタイトルをつかむと、天皇杯決勝では横浜F・マリノスと対戦。延長戦にまでもつれる熱戦を制し、二冠に輝いた。
韓国代表でもその高い能力は発揮され、年代別代表時のU-20ワールドカップ(W杯)をはじめ、フル代表としても2015年のアジアカップや2018年のロシアW杯のメンバーに選ばれている。
18シーズンから3年連続でリーグ戦フルタイム出場を継続中。桜の守護神がいる限り、今季もセレッソ大阪のゴールは簡単に割られることはないだろう。
プレースタイル
安定感抜群のシュートストップが武器。至近距離からのシュートにも瞬時に反応してゴールを守る。192㎝の長身を生かし、ハイボールの処理能力にも優れ、クロスボールやセットプレー時の守備範囲も広い。
また、もともと定評のあった足元の技術が、昨季まで2年間はGKからのビルドアップを重んじるミゲル・アンヘル・ロティーナ監督から指導を受けたことでさらに進化。スペースやフリーな選手を見つける能力が高まり、攻撃の起点としても存在感を示している。
動画:プレー&セーブ集
プロフィール・経歴
キム・ジンヒョン/KIM Jin Hyeon
1987年7月6日生まれ 192cm・82kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2009 | セレッソ大阪 | 50試合・0得点 |
2010 | セレッソ大阪 | 19試合・0得点 |
2011 | セレッソ大阪 | 34試合・0得点 |
2012 | セレッソ大阪 | 34試合・0得点 |
2013 | セレッソ大阪 | 34試合・0得点 |
2014 | セレッソ大阪 | 31試合・0得点 |
2015 | セレッソ大阪 | 24試合・0得点 |
2016 | セレッソ大阪 | 39試合・0得点 |
2017 | セレッソ大阪 | 31試合・0得点 |
2017 | セレッソ大阪U-23 | 1試合・0得点 |
2018 | セレッソ大阪 | 34試合・0得点 |
2019 | セレッソ大阪 | 34試合・0得点 |
2020 | セレッソ大阪 | 34試合・0得点 |
2021 | セレッソ大阪 | 38試合・0得点 |
※成績は国内リーグ(2021年12月8日現在)
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