J1はACL組が帰国し、今節から再び全9試合が開催。週末はそのACL組で明暗が分かれる結果となった。
勝利を手にしたのは、唯一のグループステージ敗退となった川崎フロンターレとノックアウトステージ進出を決めた横浜F・マリノスの2チームだ。
川崎Fは敵地で清水エスパルスと対戦。ACL敗退のショックを払拭したい試合は、14分にMF脇坂泰斗のリーグ戦今季初ゴールで先制すると、30分には脇坂のクロスをMFマルシーニョが沈めてリードを2点に広げた。後半は清水にチャンスを作られる時間帯もあったが、守備陣が耐えてクリーンシート。ずるずるといく可能性があった中で、しっかりと敵地で勝利し、首位・鹿島との勝点差を縮めている。
また、横浜FMはホームで名古屋グランパスと激突。先にリードを奪われ、なおかつ前半から負傷者を出す苦しい試合となったが、ACLで見せたチーム力を発揮して逆転勝ち。ACL組の浦和レッズと引き分けた柏レイソルを抜き、3位に浮上した。
ACL組で唯一、勝点を伸ばせなかったのはヴィッセル神戸だ。ノックアウトステージ進出を決め、Jリーグでも勝利を積み重ねていきたかった神戸だが、前半にDF菊池流帆が決定的な得点機会阻止のために一発退場に。結果、数的不利の時間が続くと、後半に二つの失点を許して敗戦を喫した。これで神戸は11戦未勝利と厳しい状況が続いている。
今節はACL組に大きな注目が集まっていたが、忘れてはいけないのは首位・鹿島と広島が相対した試合。好調の鹿島が主導権を掴むかと思われたが、攻守にアグレッシブな姿勢を前面に出した広島がペースを掴み、終わってみれば3-0の完勝。鹿島は今季3敗目で2位・川崎Fとの差が縮まり、広島はJ1通算400勝目で7位に順位を上げた。
■J1リーグ第12節結果
C大阪 2-1 磐田
清水 0-2 川崎F
広島 3-0 鹿島
横浜FM 2-1 名古屋
札幌 1-0 京都
福岡 0-0 湘南
G大阪 2-0 神戸
FC東京 0-1 鳥栖
柏 0-0 浦和
J1 順位表
順位 | 点 | 勝 | 分 | 敗 | 差 |
---|---|---|---|---|---|
1 鹿島アントラーズ | 25 | 8 | 1 | 3 | 5 |
2 川崎フロンターレ | 23 | 7 | 2 | 2 | 5 |
3 横浜F・マリノス | 21 | 6 | 3 | 2 | 7 |
4 柏レイソル | 20 | 6 | 2 | 4 | 2 |
5 サガン鳥栖 | 19 | 4 | 7 | 1 | 8 |
6 FC東京 | 18 | 5 | 3 | 4 | 0 |
7 サンフレッチェ広島 | 17 | 4 | 5 | 3 | 3 |
8 セレッソ大阪 | 17 | 4 | 5 | 3 | 2 |
9 北海道コンサドーレ札幌 | 17 | 3 | 8 | 1 | -1 |
10 京都サンガF.C. | 16 | 4 | 4 | 4 | 1 |
11 アビスパ福岡 | 15 | 3 | 6 | 3 | 3 |
12 ガンバ大阪 | 14 | 3 | 5 | 4 | -1 |
13 清水エスパルス | 12 | 2 | 6 | 4 | -3 |
14 浦和レッズ | 11 | 2 | 5 | 4 | 1 |
15 名古屋グランパス | 11 | 2 | 5 | 5 | -4 |
16 ジュビロ磐田 | 11 | 2 | 5 | 5 | -5 |
17 湘南ベルマーレ | 7 | 1 | 4 | 7 | -10 |
18 ヴィッセル神戸 | 4 | 0 | 4 | 7 | -13 |
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