今節は静岡勢の明暗がハッキリと分かれる形となった。
5日に唯一のJ1カードとして組まれた昇格組の京都サンガF.C.とジュビロ磐田の試合は、磐田が今季初勝利を挙げる快勝劇となった。立ち上がりこそ拮抗した展開で推移していたが、35分にMF大津祐樹のゴラッソが飛び出ると磐田ペースに。相手に退場者が出たこともあってゲームを優位に進めると、MF鈴木雄斗の2ゴールなどで京都を突き放し、4-1の勝利を飾った。この結果、順位を5位にまで上げている。
一方、静岡勢のもう1チーム、清水エスパルスは横浜F・マリノスの本拠地に乗り込んだが攻守に圧倒されて0-2で完敗。なかなかボールを後方から動かしていけず、ビルドアップのミスから失点するなど難しい戦いに終始し、今季初黒星となった。この試合で勝利した横浜FMは首位に浮上。ボランチに抜擢したMF小池龍太が起用に応えるゴールを挙げるなど、けが人が多い中でチーム力の高さを示す勝利を手にした。
また、ここまで未勝利だった浦和レッズはホームで湘南ベルマーレを相手に2-0の快勝。90分を通してゲームを支配すると、FW江坂任、DF馬渡和彰にゴールが生まれ、待ちに待った勝点3を獲得した。なかなか内容に結果がついてこなかった中で、この勝利は次に向けて大きな一歩になったことは間違いない。
3試合を終えた時点で注目したいのは、3連続引き分けのチームが4つもいること。ここから勝ち切れるチームになるのか、それとも負けが増えていってしまうのか。4チームの動向にも注目が集まっている。
■J1リーグ第3結果
京都 1-4 磐田
横浜FM 2-0 清水
名古屋 1-1 鳥栖
福岡 0-0 札幌
鹿島 1-0 柏
浦和 2-0 湘南
G大阪 2-2 川崎F
C大阪 0-1 FC東京
広島 1-1 神戸
J1 順位表
※第3節終了時点。前倒しで開催された第9節、第10節の結果も反映
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