12日、浦和レッズがMF柏木陽介のFC岐阜への完全移籍を発表した。
今年2月のキャンプ中に規律違反を犯し、チームから離れることが決まっていた柏木。その後、国内外で移籍先を探していたが、開幕を今週末に控えるJ3の岐阜へ移籍することとなった。
これを受け柏木は「改めまして、浦和レッズに関わる全てのみなさまに、ご迷惑をおかけしましたことをお詫びいたします。昨年も自覚を欠いた行動を起こしたにも関わらず、今回新監督と一緒にチーム一丸となって開幕を迎えなければならない大事な時期にチームの和を乱す行為を行ったことを深く反省しています」と謝罪の言葉を述べた。
それと同時に「浦和レッズの一員としてACLなどタイトルを獲得できたことはもちろん、2011年に残留争いをしているときに苦しくて大変だったチームを優勝争いに近い熱量でみなさんに応援してもらったことが強く印象として残っています。良いときも悪いときも変わらぬ声援をいただいたこと、それと同時に大きなプレッシャーや責任感を感じてプレーできたことは自分にとっての財産です」と感謝の気持ちを綴った。
そして最後には「今日で浦和レッズを離れますが、FC岐阜でサッカー選手として、人として成長し、これまでの弱い部分を克服して、また埼玉スタジアムでプレーできるように努力します」とコメントした。
また、岐阜での背番号は42に決定。その理由を「今回移籍をさせていただく際に、クラブの方からＦＣ岐阜のホームタウンが４２の市町村から成り立っていると伺いました。そこで今回決意と感謝の気持ちを背負って戦うという意味を込めて背番号を”４２”に決め、クラブが取り組んでいる地域振興や社会貢献活動にも今後積極的に参加します」と説明した。
続けて「まずは『子どもたちに夢を!!』『感動を共に!!』というクラブ理念をみなさんに伝えられるようなプレーをして、恩返しの意味でもJ２昇格を実現しますので、共に戦っていただけたら嬉しいです」とコメントを残している。
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