今週末に開催されるラ・リーガ第26節きっての注目カードがセビージャ・ダービーだ。セビージャが勝点51の2位、ベティスが同46の3位と、上位につけるチーム同士の直接対決でもあり、いつにもまして熱気を帯びた攻防が繰り広げられそうだ。
注目度が高まっている理由は他にもある。マルカ紙のフアン・カストロ記者はDAZNの『LaLiga FREAKS』(毎週金曜)で「コパ・デル・レイでの騒動があるから」と、1月の対戦時に生まれた新たな因縁に言及した。
「投げ入れ事件(観客が投じた物が選手の頭部に直撃)からの延期、試合後の両クラブの論争など様々な火種があり、かなり激しいダービーが予想されます」
ピッチ上で興味深いのは、リーグ最少失点(17)を誇るセビージャの堅守vsリーグ2位の47得点を記録しているベティスの攻撃だろう。『LaLiga FREAKS』のMCを務めるジャーナリストの小澤一郎氏はこう解説する。
「セビージャがなぜ17失点かというと、カウンターとクロスの対応を徹底している。なかでもアンカーのフェルナンドは攻撃を遅らせたり、CBのジエゴ・カルロスが食いついて前に出た場合にCBの役割を担ったりしています」
一方のベティスについては、MFナビル・フェキルとセルヒオ・カナーレスのプレー選択の変化がポイントになっているという。
「今まではフェキルとカナーレスが足下で受けて、全体の押し上げを待って遅攻にいくことが多かったんですが、今シーズンは2人がカウンターの初動を加速させています。全体のサポートがなくても、彼らのドリブル、スピードがあれば、1~2人でぶっちぎれる。攻撃の鋭さというベティスの武器になっています」
カウンター対応を徹底するセビージャに対し、ベティスの鋭いカウンターが機能するのかが大きな見どころだ。また、小澤氏は両チームともに「この位置につけている以上は優勝を狙うべきだと思いますし、狙っていけるチームです。このダービーでどちらかがしっかり勝って食らいついていくっていう姿勢で、マドリーの独走を止めてほしいですね」と期待を寄せた。
「史上最も熱い」ともいわれる今回のセビージャ・ダービーは、両クラブのファンならずとも一見の価値がありそうだ。
LA LIGA FREAKS
- 配信: DAZN
- 配信日:毎週金曜日
- 出演:小澤一郎、桑原学
配信情報
ラ・リーガ第26節
セビージャ対ベティス
- 配信: DAZN
- 配信開始:2月28日(月)0:15
- 会場:ラモン・サンチェス・ピスフアン
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