中国の深センFCに所属する元スイス代表MFブレリム・ジェマイリは、ボローニャで最も印象に残った選手に日本代表DF冨安健洋の名前を挙げ、「彼は偉大な選手になるだろう」と賛辞を贈った。イタリア『コリエレ・デロ・スポルト』が伝えた。
パルマやナポリ、ジェノアなどを渡り歩いたジェマイリは、セリエAで通算280試合に出場するなど、多くのチームで存在感を示した。また16年からはボローニャに在籍。今冬の移籍市場でロベルト・ドナドーニ率いる中国の深センFCに移籍するまで４年間プレーしている。
そんなジェマイリは『コリエレ・デロ・スポルト』のインタビューの中で、元同僚の選手で「最も印象に残ったのは、トミヤスだよ」と語り、昨夏にシント＝トロイデンからボローニャに加入し、すぐさまレギュラーの座を勝ち取った21歳の冨安を称えた。
「イタリアにおいて、彼のように2カ月ほどで適応できた選手は今まで見たことがない。彼は本当に偉大な選手になるだろう」
またジェマイリは、ボローニャが今後UEFAヨーロッパリーグ（EL）出場を目指すためには、偉大なFWの獲得に加え、冨安を擁する守備陣にさらなる補強が必要だと主張している。
「偉大なディフェンダーが、あと1人か2人必要だ。DFダニーロや（DFマッティア）バーニもよくやっていることは忘れてはならないけどね。違いを作るのはFWの選手または中盤の選手だけど、ボローニャの中盤はクオリティーがあると思うよ」
かつてのチームメイトであるジェマイリに太鼓判を押された冨安は、守備面でより違いを表現することでチームをEL圏内に導くことはできるのだろうか。
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