母国ウルグアイの名門ペニャロールで育ったMFフェデリコ・バルベルデは、2015年夏に レアル・マドリード 加入を内定させ、18歳になった2016年7月22日に正式に移籍。本来は攻撃職が強い中盤の選手だったが、初シーズンにカスティージャ（Bチーム）でより守備的な役割を任され、バランスのとれたプレーヤーに成長する。
その後、2017-18シーズンからはデポルティボにレンタルで加わってラ・リーガ1部の舞台で武者修行。同シーズン初めにはウルグアイのA代表でもデビューを飾り、飛躍のシーズンとする。
そして、2018年夏にレアル・マドリードのトップチームに復帰。同シーズンから徐々に出場機会を増やすと、2019-20シーズンには対戦相手によっては名手ルカ・モドリッチやトニ・クロースよりも優先されるほどの存在となり、すでにトップクラスの実力を示していることを証明した。
プレースタイル
バルベルデはピッチを広く使うダイナミックなプレーを得意とし、攻守にわたって超一流の才覚を備える。守備ではテクニカルなラ・リーガのアタッカーから完全にボールを奪い切るシーンも多く、そこから驚異的な推進力を発揮して決定機を演出する様は相手にとって悪夢だろう。
また、バルベルデを表現する際によく用いられる「トータルに優れる」という文言は、突出したものがないということの裏返しではない。得点力こそそれほど高くはないものの、運動量、パス、ドリブル、守備力など中盤に求められるあらゆる要素を極めて高いレベルで融合させているだけでなく、バルセロナFW ルイス・スアレス に「怪物」と言わしめるほど日進月歩の成長を見せている。
動画：ゴール＆プレー集
プロフィール・経歴
フェデリコ・バルベルデ／Federico Valverde
1998年7月22日生まれ 181cm・78kg 利き足：右足
| シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
|---|---|---|
| 2015-16 | ペニャロール | 12試合・0得点 |
| 2016-17 | RMカスティージャ | 30試合・3得点 |
| 2017-18 | デポルティボ | 24試合・0得点 |
| 2018-19 | レアル・マドリード | 16試合・0得点 |
| 2019-20 | レアル・マドリード | 33試合・2得点 |
| 2020-21 | レアル・マドリード | 15試合・3得点 |
※成績は国内リーグ（2021年2月10日現在）
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