ウォルヴァーハンプトンは5日、グラスホッパーに所属していた日本代表MF川辺駿(26)の獲得を発表した。
昨夏にサンフレッチェ広島からグラスホッパーに加入した川辺駿は、半年間の欧州挑戦でプレミアリーグのクラブに籍を移すことになった。ウォルヴァーハンプトンはクラブの公式ウェブサイトで、次のような声明を発表している。
「ウルヴスはスイス・スーパーリーグのグラスホッパーから日本代表の川辺駿を獲得した。26歳の同選手は、ウルヴスにとって初の日本人選手となる」
また同声明では、ウォルヴァーハンプトンのテクニカルディレクターを務めるスコット・セラーズ氏のコメントも掲載されている。セラーズ氏は獲得の理由について「彼は攻撃的中盤の選手であり、とてもエネルギッシュで素晴らしいクオリティーがある」「私たちは駿のプレーを何度も確認してきた。彼は今季をとても素晴らしいものとしているんだ」と説明。また川辺が、中断期間中のスイス・リーグが再開すれば、レンタルによってグラスホッパーに復帰する可能性も示唆している。
「駿は1月、スイス・スーパーリーグが中断している間はブルーノ(・ラージ、ウルヴス監督)のチームで過ごすことになる。その後には、おそらくグラスホッパーに戻ることになるだろう。今季の彼らにとっては大切な選手だからね」
レンタルでグラスホッパーに戻すとして、なぜウォルヴァーハンプトンはこのタイミングで川辺を獲得したのだろうか。セラーズ氏によれば、労働許可証発行にかかわるプレミアリーグの外国籍選手獲得基準GBEの条件を、川辺が将来的に満たさない可能性があったためだという。
「国外選手を獲得するGBEの基準において、駿は今月、選択可能な選手だった。しかし、未来にはそうならないかもしれない。だから、私たちは今の段階で獲得をしておきたかったんだ」
川辺のプレミアリーグ挑戦は来季からになりそうだが、一体どんな活躍を見せてくれるのだろうか。ひとまずは、スイス・スーパーリーグ後半戦で好調を維持したいところだ。
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