オランダのPSVは8日、エールディビジ第26節フローニンゲン戦で0-1の勝利を飾った。指揮官のエルネスト・ファベル監督は「チャンスを得るのにふさわしい」と、この試合で8試合ぶりの先発出場を飾った日本代表MF堂安律の起用理由を説明した。オランダ『Voetbal International』が伝えた。
PSVの堂安とフローニンゲンの日本代表MF板倉滉の日本人対決が実現した一戦は、PSVが試合の主導権を握った。16分にオランダ代表DFデンゼル・ダンフリースのゴールで先制に成功。堂安は序盤に訪れたフローニンゲンの決定機で身を呈した守備でブロックするなど、積極的な守備を披露して存在感を発揮した。終盤は相手に押し込まれる時間帯もあったが、堅い守備を見せてフローニンゲンの攻撃をシャットアウト。アウェイのPSVが1-0で勝利した。
試合後、ファベル監督はここ最近なかなか指揮官の信頼を掴むことができず、出場機会が激減していた堂安の起用について言及。17歳のノニ・マドゥエケと共に名前を出し、「堂安とマドゥエケは創造的で、ライン間でプレーできる。彼らはチャンスを得るのにふさわしい。トレーニングで自分自身を証明してきたからね」と先発起用の意図を説明した。
一方、堂安とマドゥエケが先発したことにより、ベンチスタートとなったポルトガル代表FWブルマについては「彼を望んでいないわけではないが、競争のあるグループでどう進んでいくのか理解している。彼は自分自身を証明しなければならない」とさらなる奮起を促している。
ポジション争いの熾烈なPSVに身を置く堂安。次節のエメン戦でも出場機会を得ることはできるのだろうか。
なお、日本人対決が実現したエールディビジ第26節フローニンゲン対PSVの模様は、現在DAZN（ダゾーン）でハイライト視聴が可能となっている。
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