ムキエレはパリFC、ラヴァルのユースを経て、2014-15シーズンにリーグ・ドゥでプロデビューを果たした。次第に出場機会を増やしていくと、2017年冬にリーグ・アンのモンペリエへとステップアップを果たした。
モンペリエでは1年目から出場機会を確保すると、2年目に本格ブレイク。リーグ戦33試合に出場し、欧州トップクラブの注目を集めるようになった。そんな中、移籍先に選ぶのはドイツのRBライプツィヒ。1年目は適応に苦しみ、リーグ戦では14試合の先発にとどまった。
しかし、2019-20シーズンはユリアン・ナーゲルスマン監督の就任が転機に。3バックが採用されてチャンスを得るようになると、全公式戦で37試合に出場。ブンデスリーガ2位、チャンピオンズリーグ4強に大きく貢献している。
フランス代表としては育成年代でプレーしてきたが、層の厚さもあり、A代表での招集はまだなし。将来的にはクラブで同僚である、イブラヒマ・コナテやダヨ・ウパメカノとの最終ライン形成も期待される。
プレースタイル
モンペリエ時代はCB、右サイドバックをこなしていたが、ライプツィヒでは3バックのCB、そして右ウィングバックもこなせるようになり、守備のマルチロールとしてより選手としての幅を広げている。
右サイドバックとしては攻撃の迫力で物足りなさがあったが、ユリアン・ナーゲルスマン監督が3バックを採用したことで日の目を見るように。高さと一定のスピードを併せ持っているため、3バックの守備者として最適な存在となった。また、ビルドアップなどで見せる攻撃力も見逃せない。
アフリカの血が入っていることもあり、圧倒的な身体能力も武器のひとつ。ストライドが大きく、普通では追いつけないと思われるシーンでは足がすっと伸び、クリアすることができる。
動画:プレー集
プロフィール・経歴
ノルディ・ムキエレ/Nordi Mukiele
1997年11月1日生まれ 185cm・74kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2014-15 | ラヴァル | 2試合・0得点 |
2015-16 | ラヴァル | 15試合・2得点 |
2016-17 | ラヴァル | 17試合・0得点 |
2016-17 | モンペリエ | 17試合・0得点 |
2017-18 | モンペリエ | 33試合・0得点 |
2018-19 | ライプツィヒ | 19試合・1得点 |
2019-20 | ライプツィヒ | 25試合・3得点 |
2019-20 | ライプツィヒ | 21試合・3得点 |
※成績は国内リーグ(2021年3月18日現在)
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