ともに今季の初タイトルを狙うフライブルクとRBライプツィヒ。現地時間21日、DFBポカール決勝で相まみえる。
フライブルク(順位:6位 勝点55 | 15勝10分け9敗 | 58得点46失点)
ブンデスリーガでは6位となり、来季のヨーロッパリーグ出場権を獲得。さらに、118年の歴史上初の主要タイトルを手にすれば、今シーズンはさらに素晴らしいものとなるだろう。
ポカール決勝までドイツ各地で戦い、初のファイナルの舞台へ。過去20年間、ポカール決勝に初進出の4クラブはいずれも無得点に終わっており、歴史はフライブルクに味方しない。しかし、彼らには経験豊富なクリスティアン・シュトライヒ監督がいる。彼の存在はフライブルクを後押しするはずだ。
なお、シーズン中の2試合はともに1-1のドロー。3度目の決戦でどちらがトロフィーを掲げるのか決まる。
注目選手:ニコ・シュロッターベック
今季、最も名前を売ったヤングスターの一人。とりわけ前半戦は後方からフライブルクの快進撃を支え、3月にはドイツ代表デビューも果たした。そして、多くの移籍金を残し、今夏のドルトムント移籍が決定。しかし、本人としてはクラブに史上初のカップタイトルをもたらし、ステップアップに進みたいところだ。正確なビルドアップも持ち味だが、今回はクリストファー・エンクンクやアンドレ・シウバといった強力アタッカーとのマッチアップに注目。安定した守備を披露できるかどうか、来季に向けて試金石となりそうだ。
予想スタメン(4-5-1)
- GK:フレッケン
- DF:キュブラー、リーンハルト、シュロッターベック、ギュンター
- MF:エッゲシュタイン、ヘフラー、サライ、チョン・ウヨン、グリフォ
- FW:ヘーラー
RBライプツィヒ(順位:4位 勝点58 | 17勝7分け10敗 | 72得点37失点)
シーズン前半は不振に陥り、1年目のジェシー・マーシュ監督が解任される出来事もあったが、終わってみれば4位でフィニッシュ。ヨーロッパリーグではベスト8に進出し、来季のチャンピオンズリーグ出場権も確保した。
その背景にあったのはドメニコ・テデスコ監督の存在。昨年12月の就任から29試合で18勝6分け5敗。平均勝ち点は2.07とV字復帰の立役者となった。
また、ライプツィヒにとっては3度目の正直だ。2019年はバイエルン・ミュンヘン、昨年はドルトムントに敗れ、ポカール制覇の夢を絶たれた。初の主要タイトルを目指すこととなる。
目立った欠場者もおらず、ベンチにダニ・オルモやドミニク・ショボスライといったタレントも入る見込み。指揮官はフルメンバーから勝てるメンツを選ぶことができそうだ。
注目選手:クリストファー・エンクンク
今季、ブンデスリーガで最も輝いた選手の一人。ロベルト・レヴァンドフスキ、アーリング・ハーランドを押しのけ、年間最優秀選手賞を手にした。公式戦51試合で34ゴール20アシストという結果を見ればそれも納得。攻撃的MFからサイド、そしてセンターフォワードまでこなす器用さも兼ね備えており、その上で持ち前の得点能力をいかんなく発揮する。シュート、ドリブル、パス、すべての能力で高水準を保ち、得点パターンも多彩。フライブルクにとっては厄介な選手となることは間違いない。
予想スタメン(3-4-1-2)
- GK:グラーチ
- DF:シマカン、オルバン、グヴァルディオル
- MF:ヘンリクス、ライマー、カンプル、アンヘリーニョ
- MF:フォルシュベリ
- FW:エンクンク、シウバ
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