ワールドカップ出場を懸けた頂上決戦に挑むイタリアの不安「なかなか点が取れないと…」｜ SERIE A FREAKS

カタール・ワールドカップ（W杯）出場を懸けた文字通りの大一番が近づいてきた。現地12日（日本時間13日4時45分）、欧州予選グループCの首位に立つイタリアが本拠オリンピコでスイスを迎え撃つ。

予選残り2試合となった現在、両国は勝点14で並んでいる。最終節の相手はイタリアが北アイルランドで、スイスがブルガリア。どちらも勝利が見込まれており、今回の頂上決戦が事実上のファイナルと言えなくもない。勝ったチームがカタール行きに王手だ。

スイスのホームゲームだった前回対戦（今年9月）を振り返ると、イタリアが数多くのチャンスを創出する一方で、ホームチームは守護神ヤン・ゾマーを軸とする堅守を披露。スコアレスドローで勝点を分け合った。

今回もまた手に汗握る展開となりそうだが、はたしてイタリアは2大会ぶりのW杯出場に近づけるだろうか。DAZNで毎週火曜に配信中の『SERIE A FREAKS』でMCを務める細江克弥氏は、スイスをこう警戒した。

「このチームは粒が揃っているんですよ。世界的な名手じゃなかったとしても、アタランタのフロイラーがいい例で。守備はかなり堅いです。どの形（フォーメーション）にしても、守備の安定感が素晴らしい。自分たちがセットして、どの位置でプレスをかけるかハッキリしている」

イタリアにとって不安が募るのは、その統率のとれた守備を攻略しきれない時だ。細江氏が続ける。

「守られて守られて、（イタリアが）なかなか点が取れないという展開になってくると、ちょっと嫌ですね。スイスの控えってすごいいい選手がいるんですよ。ゼキリ（アウグスブルク所属）とか、個人の能力でドリブルからフィニッシュをできる選手が。しかも、若くて。そういう怖い選手が、0－0の均衡した状況で出てくると嫌だ」

EURO2020を含めれば（イタリアが3－0で勝利）、今年3度目となるイタリアとスイスの直接対決。隣国同士の首位攻防戦を制するのは、はたしてどちらだ!?