ユヴェントスが好調だ。セリエA開幕4試合で未勝利に終わるも、5節スペツィア戦と6節サンプドリア戦で3-2、チャンピオンズリーグ2節のチェルシー戦と7節トリノ戦で1-0と競り勝ち、公式戦4連勝を飾ったのだ。国内リーグではラツィオやアタランタと同勝点(11)の7位まで浮上している。
セリエAでは今季初となるクリーンシートを記録したトリノ戦の結果を受け、イタリアサッカーに精通するジャーナリストの細江克弥氏がDAZNで毎週火曜に配信中のセリエA専門番組『SERIE A FREAKS』で元王者にこう言及した。
「(監督のマッシミリアーノ)アッレグリさんが前から言っていた『守り切ることの楽しさをもう一回取り戻さなきゃ』っていうところが復活したんだなと、トリノ戦でわかった。これはすごくいい流れじゃないかなと思います」
しかし、そのトリノ戦とチェルシー戦はパウロ・ディバラとアルバロ・モラタが欠場。好調のチームにこの2人をどう組み込むのか。ユヴェントスにはうれしい悩みが生まれている。細江氏は続ける。
「まさにそこが注目ポイントで、ディバラとモラタが戻ってきたらどうするの?ってところ。守備の型は『私たちはこれをやれば勝てますよ』というものが、チェルシー戦とトリノ戦で見えてきた。それによって、核となるポジションとその役割がはっきりした。左サイドの(アドリアン)ラビオが象徴で、あのサッカーをやるには左サイドのラビオは完全に不可欠。そう考えた時に、ディバラとモラタが戻って来たら、(前線のフェデリコ)キエーザはどこに入れるんですかと。その辺が定まらないと、逆に不安要素になってしまう。アッレグリさんの腕の見せ所はまさにここなのかな」
これに対し、北川義隆アナウンサーは「僕はディバラとか好きですけど、チェルシー戦のあのスカッドで当分戦ったほうがいい気がする。点差が開いたりしたら、ディバラ、モラタを使うとか探りを入れながらやったほうがいいんじゃないかなと。まずは形を作るということでも」と述べた。
勝っているチームはいじるな——。言わずと知れたサッカー界の鉄則だが、アッレグリ監督のディバラやモラタへの信頼は厚いはず。はたして、名将はどんな答えを導き出すのか。このインターナショナルウィークも頭をフル回転させているだろう。
SERIE A FREAKS
- 配信: DAZN
- 配信日:毎週火曜日
- 出演:細江克弥、北川義隆
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