前節でインテルに敗れて2連敗を喫し、7位へと後退したローマ。14日のセリエA第17節では、モウリーニョのインテル時代の教え子である、チアゴ・モッタが指揮を執るスペツィアをホームに迎える。
「わたしがチアゴとインテルで知り合ったと思われているが、初めて会ったのは彼がバルセロナに所属していた時のことだ。下部組織の選手たちの指導に行った際、そこで知り合った。彼とは多くの思い出がある。指導者という険しい道を選択したチアゴや(デヤン)スタンコヴィッチ、(クリスティアン)キヴら教え子たちのことは、毎週末、少し心配している。だが今回、チアゴは対戦相手であり、話は別だ」
続いてローマ指揮官は、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグのCSKAソフィア戦で得点を挙げたボルハ・マジョラルとタミー・エイブラハムが先発する可能性を問われると、自身の見解を示した。
「1つのオプションに過ぎない。(エルドル)ショムロドフやフェリックス(アフェナ=ギャン)がプレーする可能性だってある。マジョラルとエイブラハムがゴールを決めてくれたこと自体は嬉しい。FWは良いプレーをするだけでは不十分で、ゴールを挙げることも求められているからね。それにゴールを決めることで自信も高まる。ただ、エイブラハムにとって、パートナーがショムロドフになるかマジョラルになるかは関係ないだろう」
最後にモウリーニョは、今節で首位へ躍り出たシモーネ・インザーギ率いるインテルに言及。ミラノのクラブの分厚い選手層を羨んだ。
「控えメンバーが経験値のない若手ばかりなら、トレーニングを続けて待つしかない。インテル戦では、ベンチメンバーのほとんどが、昨シーズンまでプリマヴェーラでプレーしていた21歳未満の選手だった。インザーギのように、ベンチに(アルトゥーロ)ビダルや(ホアキン)コレア、ラウタロ(マルティネス)が座っているところを見たい」
「だが現実は違う。若手選手たちの成長に取組み、ミスはそのプロセスとして受け入れ、待つしかない。もちろん、別の目標を目指したい気持ちもあるが、ローマでこれまでのキャリアとは違うプロジェクトを行うことに満足している。わたしはこの挑戦に全力を尽くしている」
さらにローマ指揮官は、来年1月の移籍市場に言及。「可能であれば、1月に何らかの補強をしたい。チームバランスを考えたものになり、大きな補強にはならないだろう」と述べた。
放送・配信予定
- ローマ対スペツィア
- 配信:DAZN
- キックオフ:2021年12月14日(火)日本時間04:45
- 会場:スタディオ・オリンピコ
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