静岡県内での東京五輪事前合宿に参加しているU-24日本代表のDF町田浩樹が6日、オンライン取材に対応し、バックアップメンバーから本大会メンバーに昇格したいまの心境を語った。
町田は、当初バックアップメンバーとして選出されていたが、東京五輪だけの特例措置として本大会メンバーの枠が18名から22名に拡大したことで本大会メンバーの切符を勝ち取った。思わぬ形で本大会メンバー入りを叶えた町田は、「その話を聞いたときに嬉しかったですし、けが人が出なければ試合に出ることができないバックアップメンバーとは違って、大枠ではありますけど、試合に出る可能性が出たと言うだけで自分としてのモチベーションも高い」と喜びを語った。
しかしここから待ち受けるのは、激しいポジション争いだ。OA枠として選ばれているDF吉田麻也を筆頭に、フル代表でも主力のDF富安建洋、CBとボランチをマルチにこなせるDF板倉滉とライバルの牙城は高い。当初予定していた18名の大会メンバーに落選した際には、「(吉田)麻也くんやトミ(富安建洋)など自分より非常に経験のある選手が入っていた。そこは自分の力が足りなかったと思って、しっかり情報は飲み込んで次に行こうと思っていた」と悔しさを語る。
町田は、貪欲なアピールに燃えている。この日の練習では、左サイドバックとしてプレーしたが、「こういう場所に選ばせてもらった立場なのでポジションのこだわりはなく、試合に出られるのであれば、どこであれ自分の最善を尽くそうという気持ちでは常にいます」と決意を口にする。
東京五輪でピッチに立つためにも「やっぱり自国開催でできるチャンスは少ないですし、一生に一度出れるか出れないかという大会だと思うので、いい準備をして一丸となって戦っていきたいと思います」と語る町田。一度は落選した悔しさをバネに“町田の逆襲“はあるのか。事前合宿でのアピールに燃えている。
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