U-24日本代表のMF田中碧は15日、オンライン取材に対応し、自身にとって東京五輪をどんな大会にしたいのか位置づけを語った。
本大会に向けて最終調整しているU-24日本代表の田中碧。12日に行われたU-24ホンジュラス代表戦では、63分で途中交代となっているが、「1ヶ月ぶりの試合だったので、ゲーム感やコンディションのところは多少問題点が出たと思っている。ただ技術的なミスはあったけど、判断ミスや(周りが)見えていないケースはなかったのでポジティブに捉えている」と振り返り、17日に控えるU-24スペイン代表とのテストマッチでは、「自分のコンディションがどれだけ上がっているのかをしっかりと確認することが大事。技術的なミスを減らして頭の中を整理しながら戦いたい」と強調した。
世界中から注目を集めるオリンピックという貴重な国際舞台は、田中にとっても更なるステップアップを実現させていくための貴重なアピールの場でもある。先月、川崎フロンターレからドイツ2部のフォルトゥナ・デュッセルドルフへの期限付き移籍が決定し、初の海外挑戦を実現させている田中にとって今回の東京五輪は、「自分としても”田中碧”という価値をあげるチャンスだと思うので、もちろんまずはチームが勝つこと、優勝することが1番ですけど、そこに自分の価値を上げられるようにしたい」と決意を語る。
そのためにも川崎Fで培ってきた姿勢は崩さない。「自分自身が積み上げてきたことを出せればいい。これからの人生において1試合、1試合自分の可能性が広がるチャンスが目の前にたくさんある。自分が良いパフォーマンスを発揮できれば、自ずと上のレベルでサッカーできるチャンスが来ると思うので、次の試合(スペイン戦)も本大会も自分らしく力を発揮したい」と強調する。
まずは、17日の本大会最後のテストマッチとなる強豪・U-24スペイン代表戦でバルセロナのMFぺドリやUEFA EURO 2020で一世風靡したMFダニ・オルモら要する世界トップレベルの相手にどこまで渡り合えるのか。田中の活躍を期待したい。
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