後半戦での巻き返しを図るマンチェスター・ユナイテッドだが、今冬の移籍市場で獲得した新戦力の元ナイジェリア代表FWオディオン・イガロがチームのトレーニングキャンプに参加しないことがわかった。マンチェスター・Uの公式メディアが報じた。
今冬の移籍市場で新たなストライカーの獲得を目指していたマンチェスター・Uは、市場のタイムリミット間際になって中国スーパーリーグの上海申花から期限付き移籍でイガロを獲得。プレミアリーグ第25節終了時点で8位につけるマンチェスター・Uにとっては、後半戦での巻き返しを図る上で待望のストライカー加入となった。
離脱中のFWマーカス・ラッシュフォードに代わる活躍が期待されているイガロ。ただ、ウィンターブレイクの期間を利用して行われるスペインでのトレーニングキャンプには参加できないという。その理由となっているのが、中国で猛威を振るう新型コロナウイルスの影響だ。イギリスでは現在、過去14日間に中国に滞在した人の入国を規制中。そのため、もしイガロがスペインでの合宿に参加した場合、イギリスに再入国できない可能性がある。その状況を踏まえて、クラブは同選手をマンチェスターに留めておくことを決めたようだ。
オーレ・グンナー・スールシャール監督は、クラブ公式メディア『MUTV』で「オディオンは中国から到着したばかりなので、マンチェスターに残る」と主張。続けて「中国の状況により、彼がイングランドに帰って来ることができるか確信が持てない。だから、パーソナルコーチとここでトレーニングを続け、家族と一緒に過ごす。そうすれば新生活にも慣れるだろう。そのほうがプラスに働く。彼がこの国から離れることはリスクだ。我々はそのようなリスクを負いたくはない」と語り、イガロの合宿不参加を認めている。
新たなストライカーとして大きな注目を集めるイガロの所属するマンチェスター・Uは17日(現地時間)、プレミアリーグ第26節でチェルシーと対戦する。この試合はDAZN(ダゾーン)で日本時間18日5時からライブ配信される。DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。