いよいよスタートした2022-23シーズンのUEFAネーションズリーグ。14日(日本時間15日)のリーグA・グループA3第4節では、ドイツとイタリアが対戦する。イングランド、ハンガリーとも同居するグループで勝ち抜けるチームはどこになるのか。
ドイツ
ここまで3試合連続のドローでハンガリーの後塵を拝しているドイツ。今節のイタリア戦で勝利すれば、順位を上げられるだけに必勝を懸けて臨む。
前節のハンガリー戦では、格下と思しきハンガリーに危険なシーンを数多く作られ、1-1のドローに終わった。ハンジ・フリック監督も「説得力に欠け、自信のないプレーをしてしまった」と反省を述べる。
一方で、「プレーに迫力がなかったが、これだけ長いシーズンでは、残念ながらそういうこともある。これから2日間、体力を回復させ、イタリア戦では最も健康な選手をピッチに送り出すことができる」ともコメント。セルジュ・ニャブリやマルコ・ロイス、アントニオ・リュディガーといった選手はハンガリー戦で完全な休養を与えられており、イタリア戦ではチャンスを与られるだろう。
3バックを採用するなどチームに変化も加わっているドイツ。フリック監督はイタリア戦でどのようなメンバーを送り出すのだろうか。
注目選手:ヨナス・ホフマン
チームの布陣変更によって、ここ2試合ではチャンスを得ているホフマン。前節のハンガリー戦でも価値ある同点ゴールをマークした。一方で、後半の決定機ではパスを選択し、決断を誤って頭を抱えるシーンも。それでも、裏への抜け出しや縦への突破など、豊富なスピードでサイドを活性化できる、ドイツにとって貴重な人材。出し手に関しては困らないチームだけに、受け手として思う存分能力を発揮したい。
予想フォーメーション(4-2-3-1)
- GK:ノイアー
- DF:クロスターマン、シュロッターベック、リュディガー、ラウム
- MF:キミッヒ、ギュンドアン、ミュラー、ホフマン、ムシアラ
- FW:ハヴァーツ
イタリア
混戦のグループA3の中でトップに立つイタリア。とは言え、最下位のイングランドとも3ポイント差であり、予断を許さない状況が続く。
前節のイングランド戦ではともにチャンスがありながらもスコアレスドロー。ロベルト・マンチーニ監督も「改善しなければならないことは分かっている。それは成長するための道のりの一部だ」と話した。
それでも、現地メディアでの評価は好意的。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』では「若きイタリアはイングランドでの新たな試練を乗り越えた。唯一足りなかったのはゴールだった」と記した。
思うように得点を奪えていないアッズーリだが、前線には18歳のウィルフリード・ニョントという新たなスター候補も現れ、ムードは上向き。ワールドカップ出場も逃しているだけに、ネーションズリーグで結果を残して国内にいいニュースを届けたい。
注目選手:フェデリコ・ガッティ
ユヴェントスからフロジノーネにレンタルされていた23歳DFで、2021-22シーズンはセリエBながら35試合5ゴール2アシストという結果を残した。将来を見越して招集されると、前節のイングランド代表戦でアッズーリデビュー。辛口の『トゥットスポルト』で「勇敢かつ権威的にエイブラハム、そしてケインをマークした」と高く評価された。活躍が認められ、ドイツ戦でも先発が濃厚となり、さらなるアピールに期待したい。
予想フォーメーション(4-3-3)
- GK:ドンナルンマ
- DF:ディ・ロレンツォ、アチェルビ、ガッティ、スピナッツォーラ
- MF:フラッテージ、クリスタンテ、ロカテッリ
- FW:ポリターノ、スカマッカ、ペッレグリーニ
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- キックオフ:2022年6月15日(水)日本時間3:45
- 解説:水沼貴史 実況:下田恒幸
- 会場:ボルシア・パルク
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