試合の概要
いよいよスタートした2022-23シーズンのUEFAネーションズリーグ。7日（日本時間8日）のリーグA・グループA3第2節ではドイツとイングランドの強豪対決が実現する。
ドイツ
ハンジ・フリック監督就任から11試合でいまだ負けなしと好調をキープしているドイツ。一方で、ここ2試合はドローに終わっており、ネーションズリーグ初戦もイタリアを相手に勝ちきることはできなかった。
フリック監督はチームのパフォーマンス不足を指摘したが、「ポジティブな面は、チームがビハインドから立ち直ったことだ」と評価する。また、初戦のイタリア戦からもメンバーをいじる見込みだ。ベンジャミン・ヘンリクス、ティモ・ヴェルナーはイタリア戦でアピールに失敗し、ともに先発から外れるだろう。代わりにティロ・ケーラー、セルジュ・ニャブリがスタメン入りすることが予想されている。
また、イングランド代表を蹴ってディー・マンシャフトを選んだジャマル・ムシアラも注目選手の一人。前線ならどこでもこなすことができる選手だけに、先発でなくとも途中出場のオプションとして選択肢には入るだろう。
UEFA主催の大会で両者は2勝2敗。ドイツは前回対戦時、EURO2020で0-2と完敗を喫しており、チームが生まれ変わったことを証明したい。
注目選手：ヨシュア・キミッヒ
未来の主将はドイツ代表でも結果を残し続けている。前節イタリア戦では失点直後に、ゴール前へと飛び込んでいき、貴重な同点弾を記録。それでも、試合後には「フェアな結果かどうかはともかく、僕らにとっては十分ではない」とコメントし、勝利への強い渇望を示した。前回のイングランド戦時は右サイドで先発。本職ではないポジションで悔しさを覚えただけに、リベンジに燃えているだろう。
予想フォーメーション（4-2-3-1）
- GK：ノイアー
- DF：ケーラー、ジューレ、リュディガー、ラウム
- MF：キミッヒ、ゴレツカ、ミュラー、ハヴァーツ、サネ
- FW：ニャブリ
イングランド
欧州予選首位通過で7大会連続16度目のW杯行きを決めたイングランドだが、ネーションズリーグ初戦はまさかの黒星。ハンガリーを相手にまさかの不覚を取り、死の組の中で出遅れる形となった。
ガレス・サウスゲート監督は「選手たちに必要以上に厳しくしたくはないし、これは我々が教訓にする必要のある試合」とハンガリー戦についてコメント。さらに、ドイツ戦ではメンバーの入れ替えがあることも示唆した。
「全員の状態を確認しなければいけないし、ドイツ戦のためにこの試合でプレーしなかった選手たちもいる。これはさらに大きな試合だ。我々はまだまだ改善のできる良いチームで、個々の選手の特徴や異なる戦術面について学んできた。私としては選手たちにこれまでやってきたことを継続させるようにしなければいけない」
ハンガリー戦ではジェームズ・ジャスティン、ジュード・ベリンガム、ジャロッド・ボーウェンといった比較的新顔がチャンスを得たが、ドイツ戦では指揮官はより信頼できるメンバーを送り出す見込み。ハリー・ケインやデクラン・ライスに加え、前線はラヒーム・スターリング、ジャック・グリーリッシュがチャンスを得るとみられる。
注目選手：ハリー・ケイン
イングランド代表のキャプテンであり、絶対的エース。前回のドイツとの対戦時はEURO2020で、貴重な2点目をマークした。イングランド代表で積み重ねた得点数は「49」。ウェイン・ルーニー氏の53得点に迫っており、「早いうちに記録を破りたい。Ｗ杯前の４試合で、できるだけ多く得点を挙げたい」と意欲を示す。宿敵ドイツを相手に価値ある得点を記録したい。
予想フォーメーション（4-3-3）
- GK：ピックフォード
- DF：ウォーカー、ストーンズ、マグワイア
- MF：ジェームズ、フィリップス、ライス、サカ
- FW：スターリング、ケイン、グリーリッシュ
放送・配信予定
- 配信：DAZN
- キックオフ：2022年6月8日（水）日本時間3:45
- 解説：戸田和幸 実況：野村明弘
- 会場：アリアンツ・アレーナ
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