前節を終えて6位のローマは、スタディオ・オリンピコ・グランデ・トリノにおいて、今シーズンの最終戦を迎えると、ドッピエッタ（1試合2得点）を記録したエイブラハムらの活躍により、3-0で勝利を収めた。この結果、ローマは合計63ポイントを獲得。背後に迫っていたフィオレンティーナおよびアタランタとのポイント差を「4」へと広げ、来シーズンのUEFAヨーロッパリーグ（UEL）出場権を確保した。
指揮官のジョゼ・モウリーニョは、現地時間25日に予定されているフェイエノールトとのUEFAカンファレンスリーグ決勝に集中することを理由に『ダゾーン』のインタビューを欠席。だが、リーグ戦2カ月ぶりのゴールを決めてセリエAでの1年目を終えたエイブラハムがマイクの前に立つと、勝利を喜びつつ、ティラナで行われるフェイエノールト戦へ意気込みを示した。
「3点目も取りたかったが、勝てたことが何よりも重要だ。今シーズンは長く、難しかったが、上手く締めくくりたいと思っていた。やって来た初日からこのクラブが大好きだ。ゴールやアシストを記録することで、可能な限りチームに貢献したいと思っていた。僕にとって良い1年間だったと思う」
「決勝を楽しみにしている。最後にトロフィーを獲得してシーズンを締めくくることができるよう願っている。決勝の舞台は、ローマやファンにとっての夢だ。（現地時間）水曜日の夜にお祝いができることを望んでいる」
また24歳のローマFWは、来シーズン以降の去就について問われると、「僕はこのクラブが大好きだ。僕に実力を示すチャンスもくれた。将来がどうなるか分からないが、僕の心はローマにある」とコメントした。
そんなエイブラハムについて、チームメートのDFジャンルカ・マンチーニは賛辞を贈る。
「タミーは献身的な青年だ。新しいチームメートの中で非常に上手く適応した。愛される選手だし、重要なクオリティを持っている。それに1年目で25～26ゴールを決めたFWは多くないと記憶している。水曜の夜、カンファレンスリーグの得点王になってくれることを願っている」
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