直近のリーグ戦で3連敗を喫し、前節終了時点で7位につけるフィオレンティーナ。10日には、UEFAヨーロッパリーグ（UEL）出場権争いのライバルとなるUEL圏内のローマとの直接対決を迎える。若きイタリア人指揮官は、UEFAカンファレンスリーグで決勝進出を決めたばかりのジョゼ・モウリーニョのチームを警戒した。
「モウリーニョは勝者だ。彼のキャリアにおける功績は輝かしいものと言える。ローマはあらゆるポジションにおいて強いチームだ。そんなヨーロッパの舞台で決勝を戦うチームと、わずか3ポイント差につけていることは、誇りに思うべきだろう。決勝での健闘を祈るが、次戦ではローマを困らせることができるよう挑戦したい。我々も良い準備ができている」
「まず前線においてクオリティが必要とされるほか、（タミー・エイブラハムのような）最強FWやフェノーメノである（ロレンツォ）ペッレグリーニ、若き才能（ニコロ）ザニオーロに対してクオリティのある守備を見せなければならない」
「それにはフランキの後押しが必要になる。チームと観客のみんなで結束して全力を尽くし、我々にふさわしいヨーロッパへの挑戦権を獲得しなければならない。ミラン戦やウディネーゼ戦において、チャンスを作り出すことはできたが具体化することができなかった。こうしたシーズン終盤の戦いでは、まさに具体性が必要となるはずだ」
またフィオレンティーナ指揮官は、今年1月までチームに所属していた22歳のFWドゥシャン・ヴラホヴィッチに言及。直近のリーグ戦3試合で沈黙し、ユヴェントスのベンチで涙する姿を見せた教え子を思いやった。
「得点王争いの首位でなくなったことに落胆しているのだろう。だが彼が偉大なカンピオーネ（王者）であることに変わりはない」
放送・配信予定
- フィオレンティーナ vs ローマ
- 配信：DAZN
- キックオフ：2022年5月10日（火）日本時間03:45
- 会場：スタディオ・アルテミオ・フランキ
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