昨季、15年ぶりにリーグチャンピオンに輝いた横浜Fマリノスにおいて影のMVPと言える活躍を見せたのがFWエジガル・ジュニオだ。
3トップの頂点に構えアンジェ・ポステコグルー監督が目指す攻撃的サッカーを体現する1人として活躍。ガンバ大阪との開幕戦でJリーグ初ゴールをマークすれば、続く第2節ベガルタ仙台戦では2ゴールを決めいきなり強烈なインパクトを残した。その後もコンスタントにネットを揺らし、第13節ジュビロ磐田戦から第16節松本山雅FC戦まで4試合連続ゴールを達成。さらに第18節大分トリニータ戦から第20節ヴィッセル神戸戦まで今度は3戦連発を記録し、得点ランキングでもトップを走った。
しかし、そのヴィッセル神戸戦で左足関節骨折の重傷を負い後半戦を棒に振ることに。Jリーグ参戦1年目は16試合11ゴールという結果に終わった。2020シーズンは開幕戦からピッチに立ち、その後もケガの状態は問題なくコンスタントに得点を記録。シーズン途中には外国籍枠の問題等々もあってV・ファーレン長崎に期限付き移籍を果たし、昇格こそ叶わなかったが11試合で5得点を記録した。
そしてシーズンオフには長崎へ完全移籍。今度はスタートから活躍し、チームを昇格に導こうとしている。
プレースタイル
何でもできる万能型のアタッカー。狭いスペースでボールを引き出し、簡単に前を向きゴールへと迫る。その姿勢は相手の脅威となり続け、またシュート精度も極めて高い。
日本での1年目に16試合11ゴールという数字を記録したように高い決定力を持つアタッカーは、シュート、パス、トラップ、ドリブルとすべての技術が高く、難しいことをしようとせずシンプルにプレーする。今季の得点王候補の1人と言っていいだろう。
動画:プレー&ゴール集
プロフィール・経歴
エジガル・ジュニオ/EDIGAR JUNIO
1991年5月6日生まれ174㎝・72kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2011 | アトレチコPR | 12試合・3得点 |
2012 | アトレチコPR | 6試合 |
2013 | アトレチコPR | ー |
2013 | ジョインビレ | 26試合・7得点 |
2014 | ジョインビレ | 37試合・12得点 |
2015 | アトレチコPR | 5試合・1得点 |
2015 | ジョインビレ | 20試合・1得点 |
2016 | バイーア | 27試合・8得点 |
2017 | バイーア | 26試合・12得点 |
2018 | バイーア | 27試合・12得点 |
2019 | 横浜Fマリノス | 16試合・11得点 |
2020 | 横浜Fマリノス | 16試合・3得点 |
2020 | V・ファーレン長崎 | 11試合・5得点 |
2021 | V・ファーレン長崎 | 32試合・15得点 |
※成績は国内リーグ(2021年12月8日現在)
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