セリエA前節でインザーギの古巣ラツィオに1-3と敗れたインテル。25日に行われた第9節のイタリアダービーでは、ユヴェントスをホームのジュゼッペ・メアッツァで迎え撃った。イタリア王者は17分のFWエディン・ジェコのゴールで先制点を奪い、リードを維持したまま終盤を迎えたが、89分、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によりPKを献上。これをFWパウロ・ディバラに沈められ、土壇場で1-1のドローに持ち込まれた。
インザーギは『DAZN(ダゾーン)』のインタビューに応じると、目前で取りこぼした勝利に不満を漏らしつつ、試合を振り返った。
「非常に素晴らしい試合をしていただけに残念だ。(VAR担当審判員マルコ)グイダによって、自分たちにふさわしかったはずの勝利を奪われた。エピソードは違いを作り出すものであり、残り1分の段階だった。PKではない可能性もあったのだから、おそらくグイダは主審を呼び止めるべきではなかった」
「失点するとしたらこの形しかなかった。試合開始から最後まで一切、チャンスを与えていなかっただけに、残念だ。2ポイントが無駄になってしまい、うれしいはずがない。そもそも主審は2メートルの位置にいて、問題ないとの判断だった。ところがVARに止められた。選手たちは重要な対戦相手に対して非常に良いパフォーマンスを見せていた。もっと良い結果がふさわしかったはずだ」
「後半はユーヴェに押されていたって? そんな印象はなかった。PKのシーンでは、もう少し注意を払うべきだったかもしれないが、一度も苦しめられなかったように思う。前半はピッチ全体でプレスをかけて消耗した。後半、(フェデリコ)キエーザやディバラなど危険な選手を投入してくることは予想していたので、ややディフェンスラインを下げてコンパクトにまとまっていた」
「いずれにせよ、非常に強い相手にチャンスを一切与えず、全員が良いパフォーマンスを見せた」
最後にインテル指揮官は、自身のレッドカードについて問われると、「判定は妥当だ。確かに、腹を立てた私の振る舞いは、見ていて美しいものではなかっただろう。だがこんなシーンを見せられては…」とコメント。改めて試合を決定づけたVAR判定に苦言を呈した。
関連記事
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。