24日に行われたカタールW杯欧州予選プレーオフ準決勝で、北マケドニアを相手に敗戦したイタリア。同国の指導者ファビオ・カペッロ氏は今回の敗退について、そもそも代表チームのプレースタイルからしてまちがえていたとの見解を示している。
イタリアは北マケドニアに30本近くのシュートを浴びせたがゴールを奪えず。逆に後半アディショナルタイム、トライコフスキの強烈なミドルシュートで失点して0-1と敗れた。
大番狂わせのように思えるが、カペッロ氏とっては違うようだ。同氏はイタリア『スカイ・スポーツ』で、代表チームがポゼッションフットボールに向けて舵を切ったのが、そもそもの間違いであったとの見解を示している。
「説明はとても簡単だ。私は長い間言い続けてきたはずだよ。イタリアが十分なクオリティーもないのに、15年前からグアルディオラのフットボールをコピーしているとね。北マケドニアのフィジカルは私たちよりを上回っていた。ダイナミズムも、力強さも、断固たる決意でも」
「私たちがドイツをコピーしなければ強くなれないことは、もう歴然としているはずだ。スペイン人のように振る舞おうとしても、彼らの方がテクニックが上なのさ。私たちに似たような真似はできないし、いつだって50%程度のものになってしまう」
ジョゼップ・グアルディオラ監督とは対局の、堅守とロングボール戦術で大きな成功をつかんだカペッロ氏は、やはりドイツのフットボールに共感を覚えているようだ。
「私たちはドイツのモデルをコピーすべきだ。縦に速くて、深みを取れて、決意あるプレーを見せなければいけない。アタランタはイタリアで唯一そうしたプレーを実践して、成功を収めている。欧州で確固としたスタイルを持ってプレーする必要がある。そうでなくては取り残されるだけなんだよ」
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