ブラジル代表を率いるチッチ監督は、代表で10番を背負うFWネイマールについて言及。「不可欠な存在」であることを認めながらも、「替えのきかない選手ではない」と主張した。フランス『フランス・フットボール』が伝えた。
2009年にプロキャリアをスタートさせたネイマールは、翌年にブラジル代表としてデビュー。28歳にしてすでに101キャップを誇り、これまで積み上げた61得点は、FWペレ氏、FWロナウド氏に次いで歴代3位となっている。
10年間エースとして代表に君臨するネイマールだが、意外なのはここまで母国に大きなタイトルを残すことができていないこと。19年のコパ・アメリカもブラジル代表こそ優勝しているものの、ネイマールは直前の親善試合で足首を負傷したためメンバー外だった。
そんなネイマールについて言及したのが、現在指揮官を務めるチッチ監督だ。「ネイマールは予測不可能なことを試合で見せていて、再びその価値を高めている」と語りだすと、自身の見解を明かしている。
「彼は他の選手にはできない個人や組織としての解決策をチームにもたらしている。彼が輝くことができていればチームのポテンシャルも変わる。ただし、いま私が話しているのはメンタル面、フィジカル面で満たされた状態のネイマールについてだ」
ネイマールへの一定の評価を与えつつ、一方で度重なる負傷やピッチ外での問題行動を危惧しているチッチ監督。最後には「彼は不可欠な存在だ。かといって決して替えのきかない選手ではない」と主張したように、いまはエースに依存しないチーム作りを進めているようだ。
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