ドイツ代表が18大会連続20回目となるワールドカップ（W杯）出場に王手をかけた。現地8日のルーマニア戦（ホーム）で2－1の逆転勝利。見事に4連勝を飾り、首位の座をがっちりとキープしている。
VAR（ビデオアシスタントレフェリー）でPKが取り消された直後の9分、ヤニス・ハジのドリブル弾で先制を許したドイツは、0－1のビハインドでハーフタイムを迎える。ボールを圧倒的に保持しながら、同点弾を奪えなかった。
もどかしい展開を打破したのは、FWセルジュ・ニャブリ。52分、ボックス手前でマルコ・ロイスのパスを受けると右足を一閃し、ルーマニアのゴールネットを揺さぶった。
その後も攻勢に出るドイツは81分、ついに勝ち越しに成功する。レオン・ゴレツカがCKにニアで頭を合わせ、ボールはファーサイドへ。そして大外でフリーとなっていたFWトーマス・ミュラーが冷静に押し込んだ。
千両役者の逆転弾が炸裂した後、ルーマニアに自陣深くまで攻め込まれるシーンもあったが、ドイツがそのまま逃げ切りに成功。カタールW杯欧州予選グループJで勝点を18まで伸ばした。
日本時間12日3時45分キックオフ予定の次節は、勝点12で2位につける北マケドニア戦（アウェー）との直接対決。この天王山で勝利したうえで、勝点12の3位アルメニアが同時刻開催のルーマニア戦（アウェー）で引き分け以下に終わると、2節を残してのカタールW杯出場が決定する。
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