一般社団法人日本野球機構（NPB）と公益社団法人日本プロサッカーリーグ（Jリーグ）が設立した「新型コロナウイルス対策連絡会議」は9日、第2回会議を実施。会議終了後、NPBの斉藤惇コミッショナー、Jリーグ村井満チェアマン、専門家チームの3氏（賀来満夫氏、三鴨廣繁氏、舘田一博氏）を加えた記者会見を開き、現時点での状況を説明した。
当初、Jリーグは18日の再開を目指していたが、この日の会議を受けて村井チェアマンは「（専門家チームから）延長することが望ましいというご助言をいただきました」と回答。「最終的には野球界、Jリーグそれぞれが意思決定を個別に行っていきますが、今日のご意見を尊重しながら判断していきたい」とした。
専門家チームの賀来氏は、「現段階では、感染患者の増加が抑制できるかどうかの見通しが立っていない状況。そのなかで、家族も含めた選手やスタッフの健康管理、予防体制の構築、並びに観客が入られるスタジアムの環境整備などについて、まだ準備をする必要があるのではないか。危機管理の面からも、もう少し準備をしっかり行ってから開催をしたほうが良いのではないか」と再開の延長を助言した理由を説明している。
村井チェアマンは「今日の会議を受けてJリーグとしては本日18時に全クラブと共有の会議を持ちます。そのうえで、延期について意見交換をしていく。現時点での私の想いとしては、18日の再開は難しいという認識でいます」と語り、再開の日程を延期する意向を明かした。
また、村井チェアマンは無観客での開催について「サッカーは、観戦者の支援が後ろ盾になっているスポーツ。無観客ではなく、日程の調整の中で進めていきたい」と語り、こちらについては否定的な意見を主張している。
再開日程の延期が濃厚となるJリーグ。果たして、Jリーグの開催はいつになるのだろうか。
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