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【2020年夏 移籍情報】注目選手の噂・市場動向・契約状況まとめ | 欧州・海外サッカー

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【2020年夏 移籍情報】注目選手の噂・市場動向・契約状況まとめ | 欧州・海外サッカー(C)Getty Images
【欧州・海外サッカー 移籍情報】2020年夏の移籍市場におけるプレミアリーグ、ラ・リーガ、セリエA、ブンデスリーガの注目選手の噂や動向を一覧化。バルセロナ、レアル・マドリード、マンチェスター・ユナイテッドやリヴァプールが争奪戦を繰り広げるこの夏の主要選手は?日本人選手の最新動向もピックアップ!

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、甚大な損害を被っている欧州サッカー。移籍市場もコロナ禍の直撃を免れることはないだろう。DFL(ドイツサッカーリーグ機構)のクリスティアン・ザイファートCEOが、 今夏の移籍市場は「崩壊する」と予想 するなど、移籍金の高騰が続いていた近年とは明らかに一線を画する「冷夏」になる見通しだ。その一方で、ラウタロ・マルティネスアーリング・ハーランドジェイドン・サンチョカイ・ハヴェルツティモ・ヴェルナーなど伸び盛りの成長株に注目が集まっている。

気になる主要リーグの移籍期間は以下の通り。デッドラインの10月5日はUEFA(欧州サッカー連盟)が各国サッカー連盟・協会に要請した日付で、プレミアリーグは10月16日17時(現地時間)までEFLのクラブ間移籍を認める独自のルールを設けている。

  • プレミアリーグ ~10月5日
  • ラ・リーガ ~10月5日
  • セリエA 9月1日~10月5日
  • ブンデスリーガ ~10月5日
  • リーグアン ~10月5日
  • エールディビジ ~10月6日
  • ロシアリーグ ~10月17日
  • ポルトガルリーグ ~10月25日

DAZNニュースでは、欧州の有力代理人に新型コロナウイルスが移籍市場に与える影響について深く掘り下げているので、こちらの記事も参考にして欲しい。

2020年夏の移籍市場日程

移籍市場テーマ別まとめ

プレミアリーグ

2020-04-21-Premier-Transfer

新型コロナウイルスの影響により、先行きが不透明となっている2020年夏の移籍市場。だが、今年もプレミアリーグのビッグクラブを中心に市場は回っていくに違いない。中でも復権を目指すマンチェスター・ユナイテッドの周辺からは大物獲りの噂が絶えない。一方で、同じマンチェスターを本拠地とするシティにとっては例年に無く静かな年になりそうだ。FFP(ファイナンシャル・フェアプレー)違反による制裁により、来季のUEFA主催の大会への出場可否が不透明ゆえ選手獲得レースで後手に回りそうだ。

注目選手

ピエール=エメリク・オーバメヤンアーセナル)残留決定

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バルセロナやレアル・マドリード、PSGなどへの売却が噂されていたが、ミケル・アルテタ監督たっての希望もあり、9月16日に2023年までの契約延長が発表され残留が決定した。

レロイ・サネマンチェスター・シティバイエルン) ※移籍決定2019-12-09-sane-manchester-city

2021年6月末で切れる契約だったため、シティにとっては一定の移籍金が見込めるラストチャンスの今夏が売り時だった。バルセロナやレアル・マドリード、ユヴェントス、パリ・サンジェルマン(PSG)行きの噂も浮上していたが、昨夏に最接近したバイエルンが新天地の最有力候補と目され、7月3日にそのドイツ王者への完全移籍が発表された。契約期間は2025年夏まで。推定移籍金は4900万ユーロ(+インセンティブ)。

エンゴロ・カンテチェルシー) 

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怪我の影響や若手逸材の台頭もあり、フランク・ランパード新体制下のチェルシーで大きな存在感を示せていない。このボールハンターへの強い関心が報じられるのはレアル・マドリードとPSG。一騎打ちの様相を呈していたが、ここにきてバルセロナを含めた争奪戦に発展する可能性が浮上している。

アダマ・トラオレウォルヴァーハンプトン

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ウォルヴァーハンプトンで赤丸急上昇中のパワフルなドリブラーに、アーセナルやリヴァプール、レアル・マドリードなど複数のビッグクラブが興味を示している。代理人が今夏のステップアップを匂わせる発言をしており、ウルブスとの23年6月までの契約を全うする可能性はかなり低そうだ。

ラ・リーガ

ラ・リーガで3連覇を逃したうえ、チャンピオンズリーグでバイエルンに歴史的な大敗を喫し、ロナルド・クーマンを新監督に招聘したバルセロナが大変革の時を迎えている。指揮官がスアレス、ラキティッチ、ビダル、ウンティティに戦力外通告を言い渡せば、メッシが退団の意思を表明。かねてからのターゲットであるネイマールやラウタロ・マルティネス獲りもどうなるか分からない。

一方、王者レアル・マドリードは静かな夏を過ごしそうだ。コロナ禍による財政的な損失もあり、天文学的な額の移籍金を支払ってビッグネームを獲得する可能性はきわめて小さい。フロレンティーノ・ペレス会長のお気に入りであるアーリング・ハーランド(ドルトムント)やジネディーヌ・ジダン監督が惚れ込むエドゥアルド・カマヴィンガ(レンヌ)といった若手逸材の獲得に本腰を入れるのも1年後か。

注目選手

リオネル・メッシバルセロナ

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ユース時代を含め、約20年に及んだバルサとの蜜月関係が終焉を迎えつつあった。2019-20シーズン終了後、メッシはクラブ側に退団の意思を文書で通達。ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長ら上層部に不信感を募らせていたのが一番の理由で、ロナルド・クーマン新監督の方針も決断に影響を及ぼしたようだ。

問題視されたのは7億ユーロに設定されている違約金。シーズン終了から6月10日までに意思表示すれば、メッシは一方的に契約解除できる権利を持っているが、その期限はとっくに過ぎていた。しかし、コロナ禍による中断でシーズン閉幕が延びた例外的な状況を鑑み、8、9月でも契約を破棄できるというのがメッシ側の主張だった。

恩師ジョゼップ・グアルディオラ率いるマンチェスター・シティに加え、パリ・サンジェルマンやユヴェントス、インテルといった国外クラブが新天地候補が挙がった。

急転直下は9月4日——。Goal.comの独占インタビューで、メッシが一転して残留を明言したのだ。その理由は契約問題を「法廷に持ち込みたくない」、バルサと争いたくないといった愛するクラブへの想いから。最後まで何が起こるかわからないのが移籍市場とはいえ、これで九分九厘は残留と見なせるだろう。

ルイス・スアレスバルセロナ

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現地『マルカ』によると、8月24日にクーマン新監督から電話で戦力外を言い渡された。アヤックスのオランダ代表MFドニー・ファン・デ・ベークの獲得交渉の一部に含まれる、ゴンサロ・イグアインとのトレードでアンドレア・ピルロ新体制のユヴェントスへ、デイヴィッド・ベッカムが共同オーナーを務めるMLSのインテル・マイアミに加入など、さまざまな噂が飛び交っている。在籍6シーズンで198得点を挙げたバルサとの離別は決定的だ。

フェラン・トーレスバレンシアマンチェスター・シティ)※移籍決定

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圧倒的なスピードを誇るバレンシアの至宝。“ポスト・サンチョ”を探すドルトムント、モハメド・サラーとサディオ・マネの負担を減らす優秀なウインガーを求めるリヴァプールの他、レアル・マドリードやマンチェスター・ユナイテッド、ユヴェントスからの関心も報じられたが、8月4日にマンチェスター・シティ移籍が決定。契約は2025年夏まで。推定移籍金は2300万ユーロ。超人気銘柄にもかかわらず、コロナ禍とバレンシアとの契約切れが来夏に迫っていた影響から、いわば破格での取引成立となった。

アントワーヌ・グリーズマンバルセロナ

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19年夏に鳴り物入りでバルサに加入したものの、期待に見合う活躍を見せられずに市場価値が低下。ネイマール(PSG)、ラウタロ(インテル)を狙うクラブの交渉カードの1枚(交換要員)と囁かれてきた。しかし、ここにきて状況に変化が。2020-21シーズンからチームを率いるクーマン新監督が、グリーズマンを「重要な選手」と位置づけているのだ。メッシやスアレスの退団が濃厚なバルサの前線で、このフランス代表アタッカーが新たな顔になるかもしれない。

久保建英マジョルカビジャレアル)※移籍決定

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セグンダ降格を余儀なくされたマジョルカで奮闘し、自身の価値を高めた数少ない1人。パリ・サンジェルマンやミランといったビッグクラブを含め、実に30クラブ以上が興味を示しているという報道も流れたが、8月10日にビジャレアルへの加入が決まった。保有権を持つレアル・マドリードからの1シーズンの期限付き移籍で、現地『AS』によると、レンタル料は250万ユーロ。ビジャレアルは年俸を含めた計500万ユーロを負担するという。買い取りオプションは付与されていない。

セリエA

イタリアの市場はピルロ新体制が発足したユヴェントスと、人気銘柄のラウタロ擁するインテルを中心に回りそうだ。ステファノ・ピオリ体制の続投を決断したミランは継続路線となり、大規模な刷新には踏み切らないだろう。

注目選手

ラウタロ・マルティネスインテル

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2019-20シーズンのセリエAで飛躍を遂げた万能FW。インテルとバルセロナのクラブ間交渉が水面下で進行中で、代理人もカタルーニャ行きの噂を否定していない。焦点はバルサが1億1000万ユーロの違約金を用意できるか。意中の人であるネイマール獲りに巨費を投じれば、ラウタロに投資する余裕はなくなる。噂に上がるマンチェスター勢にも付け入る隙はあるか。

サンドロ・トナーリ(ブレッシャ) ※移籍決定

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「アンドレア・ピルロの正統後継者」と称される2000年生まれのゲームメーカーに、ユヴェントスやインテル、マンチェスター・U、PSGなどイタリアの国内外から触手が伸びていたが、最終的にACミランへの移籍が発表された。

カリドゥ・クリバリナポリ2020-01-11-koulibaly

ワールドクラスのCBが市場に出回ること自体が稀であり、セネガル代表のこの実力者にマンチェスターの2大クラブ、アーセナル、PSGなどが関心を寄せる。フランス『Le10Sports』によれば、クリバリ本人はリーグアンよりプレミアリーグ行きを望んでいるようだ。

ブンデスリーガ

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2020年夏の移籍市場で話題をさらいそうなのがドルトムントだ。ハーランドやサンチョ、アクラフ・ハキミらメガクラブから熱視線を送られる選手たちの動向如何で、他の選手達の将来も変わってくる。その他、レヴァークーゼンのMFハヴェルツや、ライプツィヒのFWヴェルナーなど成長著しいドイツ産の選手たちにも注目だ(その後、サンチョの契約更新、ヴェルナーのチェルシー移籍、ハキミのインテル移籍が決定)。

注目選手

カイ・ハヴェルツレヴァークーゼン→チェルシー) ※移籍決定

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レヴァークーゼンの幹部ルディ・フェラーが「今後10年のドイツ最高の選手になる可能性がある」と太鼓判を押す逸材。バイエルン、レアル・マドリード、バルセロナ、リヴァプール、マンチェスター・Uなどが興味を示すなか、チェルシーが移籍金8000万ユーロ(約98億円)のビッグディールが成立させた。

ジェイドン・サンチョ(ドルトムント) 

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ブンデスリーガで2シーズン連続の二桁得点&アシストを達成しているドリブラー。ユース時代を過ごしたマンチェスター・Cの宿敵、マンチェスター・Uをはじめ、レアル・マドリードやバイエルンなどが新天地候補として取り沙汰された。しかし、ドルトムントが独自に設定した8月10日までにオファーは届かず、ハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOやミヒャエル・ツォルクSDは残留を明言している。

アーリング・ハーランド(ドルトムント)

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2020年1月に4年半契約を結んだばかりのドルトムントがショーウィンドウに並べる可能性はきわめて低い。ただし、最も強い興味を示すレアル・マドリードが天文学的な移籍金(コロナ禍で現実味に乏しいが)を提示し、ハーランド本人がかつてのウスマン・デンベレやオーバメヤンのように移籍に向けた強硬策(練習やミーティング欠席)を採るようなら、「まさか」が起きる可能性もなくはない。

ティモ・ヴェルナー(ライプツィヒ→チェルシー)※移籍決定 

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このスピードスターに強い関心を示していたのがリヴァプールとバイエルン。23年夏まで契約を結んでいるライプツィヒは売却の意思を示していなかったが、6月18日に新天地候補の本命として急浮上していたチェルシーへの完全移籍が発表された。

リーグアン

注目選手

ネイマールパリ・サンジェルマン) 

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バルセロナとの“相思相愛”はもはや公然の秘密だ。PSGの大エースと古巣の結び付きを示すトピックに大きな驚きはない。フランス王者が22年夏まで契約を残しているスーパースターのスペイン帰還を認めるか、そして移籍金がどの程度になるかが最大の焦点だ。ただし、バルセロナの地元カタルーニャ・メディアによると、新型コロナ禍での収益減により、クラブ幹部が「ネイマール獲得は事実上不可能」と発言している。

一方で、ネイマール自身がPSGへの愛着を深めてもいる。チアゴ・シウヴァが去ったチームの名実ともに「顔」として残留を望んでもおかしくない。

エドゥアルド・カマヴィンガ(レンヌ) 2019-09-23-camavinga-rennes

19-20シーズンのリーグ・アンでベストイレブンに選出されたセントラルMFの大器。アンゴラ生まれフランス育ちの17歳で、往年の名手パトリック・ヴィエラや同胞の先達ポール・ポグバにも例えられる。かねてよりドルトムントやミランの獲得リストに浮上しており、レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督も熱視線を注いでいるようだ。レンヌとの現行契約は22年6月まで。5000万ユーロ前後と予想される移籍金は、コロナ禍による市場の縮小で減少する可能性がある。

日本人選手

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