明治安田生命J1リーグ第20節 放送日程・見どころ
10月3日
14:00 北海道コンサドーレ札幌 vs ベガルタ仙台(J1)
ともに8月以降はまだ1勝と苦しんでいる15位北海道コンサドーレ札幌と、17位ベガルタ仙台が対戦する。
3試合連続で無得点に終わり3連敗中の札幌。一方で前節は特別指定選手のGK中野小次郎(法政大)やFW小柏剛(明治大)を先発で起用するなど、若手中心のメンバーで臨んだ。すでにチームの中心となっている大卒ルーキートリオに加え、新たな選手の台頭に期待したい。
一方の仙台は前節のセレッソ大阪戦で一度は逆転したものの再逆転を許し、連敗がクラブワーストに並ぶ6まで伸びた。勝利が欲しい一戦で注目が集まるのはMF佐々木匠。負傷から戻ってきたアカデミー育ちのファンタジスタは、チームの苦境を救えるか。
15:00 セレッソ大阪 vs 川崎フロンターレ(J1)
首位の川崎フロンターレが勝ち点差11の2位セレッソ大阪のホームへ乗り込む、今節の最注目カードだ。
C大阪は前節ベガルタ仙台に逆転勝ちを収め、連敗を2でストップ。仙台戦から1週間インターバルが開いたことで、疲労度の濃かった主力選手も一息つくことができた。川崎Fとの勝ち点差は14に開くのか、8に縮めるのか。今季の優勝争いの灯火を消さないためにも絶対に勝ちたい大一番だ。
対する川崎フロンターレは前節の湘南ベルマーレ戦を制して7連勝中。3得点以上が続いていた中で1得点のみに終わったが、今季7度目のクリーンシートを達成した。ホームでの前回対戦は先制を許したものの5-2で圧勝。2位のC大阪を直接叩いて、優勝への歩みを進めることができるか。
16:00 横浜FC vs 柏レイソル(J1)
2連勝がかかる13位の横浜FCは、8位の柏レイソルと対戦。
横浜FCの前節は浦和レッズを相手に終始試合を支配し、2-0の完勝。MF松尾佑介が2ゴールをマークし、アカデミー時代に所属していた古巣相手に成長を見せつけた。アウェーでの前回対戦は3-1で勝利。J1ではクラブ初となるシーズンダブルを達成することができるだろうか。
前節の横浜F・マリノスに1-3で敗れた柏は、試合で負傷したMF戸嶋祥郎が左脛腓骨を骨折。負傷者を多く抱える中で、ショックの大きい長期離脱となってしまった。注目選手は古巣対決となるDF北爪健吾。右サイドから前線に進出する得点感覚を武器に、横浜FCゴールへ迫りたい。
17:00 サンフレッチェ広島 vs サガン鳥栖(J1)
城福浩監督のJ1通算100勝目に王手をかけている11位のサンフレッチェ広島は、ホームに14位サガン鳥栖を迎える。
広島は前節早い時間帯に2失点を喫し、ガンバ大阪に敗れた。今季は7勝中6試合でクリーンシートを飾っている一方で、先制された試合は6戦全敗。ビハインドを跳ね返す力が課題となっている中で、今節も先取点が鍵になりそうだ。ここまでホームで5得点を挙げているFWレアンドロ・ペレイラの奮起に期待したい。
対するサガン鳥栖は水曜日の横浜F・マリノス戦に1-1の引き分け。終盤に追いつかれて勝ち点3は逃したものの、昨季王者と堂々渡り合った。広島戦は今月末まで続く15連戦の9試合目。攻守にアグレッシブなサッカーを体現するべく、コンディションの良い選手を起用していきたい。
19:00 ガンバ大阪 vs 鹿島アントラーズ(J1)
3連勝中の7位ガンバ大阪が、勝ち点1差の6位鹿島アントラーズと激突。上位進出へ向けて大事な一戦となった。
好調のG大阪は、FWパトリックが前節のサンフレッチェ広島戦で今季2ゴール目。ロングボールのターゲットになれるフィジカルの強さに加え、二度、三度追いを敢行するプレッシングもチームの助けとなっている。過去4試合連続で引き分けに終わっている鹿島戦で、輝きを放つことができるか。
鹿島は前節の大分トリニータ戦に0-2で敗れ、連勝が7でストップ。今節は仕切り直しを図りたい一戦だ。注目は今季アウェーで4得点を挙げているFW土居聖真。かつての同僚・昌子源が率いるG大阪の最終ラインを崩し、チームにゴールを呼び込みたい。
19:00 大分トリニータ vs 清水エスパルス(J1)
12位の大分トリニータは16位の清水エスパルスとホームで対戦する。
大分の前節は7連勝中だった鹿島アントラーズを完封で下す会心の勝利。MF小塚和季が今季初ゴールをマークし、FW髙澤優也にも久しぶりの得点が生まれた。FC東京、鹿島と前回対戦で敗れた相手に雪辱を果たした中で迎える清水戦。シーズンダブル阻止、そして2連勝へ歩みを進めたいところだ。
清水は前節の名古屋グランパス戦に敗れて2連敗となった。前半に失点してビハインドを追いかける試合が多いだけに、立ち上がりには細心の注意を払って臨みたいところだ。前回の大分戦は今季最多の4ゴールで完勝。好調のカルリーニョス・ジュニオに良い形でボールを届けたい。
10月4日
15:00 湘南ベルマーレ vs FC東京(J1)
3連敗中の18位湘南ベルマーレは、3位FC東京をホームに迎える。
3試合連続の無得点に終わったものの、前節は川崎フロンターレの猛攻を1失点でしのいだ湘南。相手ゴール前に迫るシーンも作り出し、敗戦の中でも収穫を手にした。FC東京戦では2016年から7試合勝ちがなく、そのうち5試合で無得点。難攻不落の相手に、エース石原直樹の奮起に期待が集まる。
FC東京はミッドウィークの浦和レッズ戦で1-0の完封勝利。終始決定的な場面を作らせず、相性の悪かった浦和にシーズンダブルを達成した。浦和戦の勝利で長谷川健太監督はJ1通算200勝に王手。西野朗氏に続く史上2人目の快挙へ向け、チーム全体で後押ししていきたい。
16:00 横浜F・マリノス vs ヴィッセル神戸(J1)
5試合負けなしの4位横浜F・マリノスと、3連勝中のヴィッセル神戸がぶつかる好調同士の一戦。ともに中3日で試合に臨む。
横浜FMは水曜日に行われたサガン鳥栖戦で引き分け。連勝が4で止まったものの、途中出場でピッチに立ったFWエリキが6試合連続ゴールをマークした。神戸戦でも得点すれば、今季FWオルンガ(柏レイソル)もマークした史上2位タイの7戦連発に。トリコロールの点取り屋には今節も注目しよう。
対する神戸はMFアンドレス・イニエスタが鮮やかな決勝ゴールを挙げ、名古屋グランパスを下して3連勝。イニエスタはこの3試合でチームが挙げた9得点のうち、8得点に絡む大車輪の働きぶりだ。連戦でフル出場が続くことで疲労の蓄積は心配だが、今節も4連勝へ向けチームを牽引したい。
17:00 浦和レッズ vs 名古屋グランパス(J1)
9位の浦和レッズは勝ち点3差の5位名古屋グランパスと対戦。ともに水曜日の試合で敗れており、巻き返しを図りたい一戦だ。
ミッドウィークの試合でFC東京に敗れた浦和は、現在ホームで3連敗中。いずれも無得点に終わっており、攻撃の糸口を探すのが難しい展開が続いている。同一シーズンでのホーム4連敗となれば1999年以来。試合内容とともに結果も追い求めて戦いたい。
対する名古屋はこちらもアウェーゲーム3連敗中。上位争いに食いついていくためにも落とせない試合になる。浦和に対しては前回対戦でFW前田直輝が4得点を挙げるなど6-2の圧勝。攻略のポイントはつかんでいる中で、2004年以来のシーズンダブルを達成できるか。
順位表
※第19節終了時点(暫定順位)。尚、ACLにより前倒しとなった試合分も反映
順位 | 点 | 勝 | 分 | 敗 | 差 |
---|---|---|---|---|---|
1 川崎フロンターレ | 53 | 17 | 2 | 1 | +41 |
2 セレッソ大阪 | 42 | 13 | 3 | 4 | +10 |
3 FC東京 | 41 | 12 | 5 | 5 | +9 |
4 横浜F・マリノス | 34 | 10 | 4 | 8 | +9 |
5 名古屋グランパス | 33 | 10 | 3 | 6 | +10 |
6 鹿島アントラーズ | 33 | 10 | 3 | 7 | +4 |
7 ガンバ大阪 | 32 | 10 | 2 | 6 | +3 |
8 柏レイソル | 30 | 9 | 3 | 7 | +7 |
9 浦和レッズ | 30 | 9 | 3 | 8 | −9 |
10 ヴィッセル神戸 | 29 | 7 | 8 | 7 | +1 |
11 サンフレッチェ広島 | 25 | 7 | 4 | 7 | +5 |
12 大分トリニータ | 25 | 7 | 4 | 9 | −5 |
13 横浜FC | 20 | 6 | 2 | 11 | −12 |
14 サガン鳥栖 | 18 | 4 | 6 | 7 | −3 |
15 北海道コンサドーレ札幌 | 17 | 4 | 5 | 11 | −17 |
16 清水エスパルス | 12 | 3 | 3 | 14 | −19 |
17 ベガルタ仙台 | 11 | 2 | 5 | 11 | −17 |
18 湘南ベルマーレ | 9 | 2 | 3 | 13 | −17 |
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