明治安田生命J1リーグ第28節 放送日程・見どころ
11月21日
14:00 北海道コンサドーレ札幌 vs 清水エスパルス（J1）
13位の北海道コンサドーレ札幌は、ホームに17位清水エスパルスを迎えての一戦。
札幌はホームゲームで現在5試合負けなし。前節のサガン鳥栖戦（1-1）はMF荒野拓馬やMFチャナティップを欠いたが、FWジェイに約2ヶ月ぶりの得点が飛び出した。さらには今週17日、新加入FWウーゴ・ヴィエイラがついに練習合流。前線の競争は熾烈を極める中、今節のピッチに立つのは果たしてどのアタッカーか。
平岡宏章新監督の就任後は2戦2勝と、ここに来て息を吹き返しつつある清水。前節はMFヘナト・アウグストの超人的なゴラッソを皮切りに、2試合連続の3ゴールでセレッソ大阪を撃破した。今季初の連勝を挙げて迎える今節は、敵地でその勢いを持続させたいところだ。
14:00 大分トリニータ vs 川崎フロンターレ（J1）
勝てば優勝が決まる首位の川崎フロンターレが、12位・大分トリニータのホームに乗り込む最注目の一戦だ。
川崎Fに引き分け以上ならば、この試合での優勝決定は消滅。ホームの大分にとっては意地を見せたい一戦だ。前回対戦ではシュートわずか1本に封じ込まれ、悔しい敗戦を喫してしまった。レンタル移籍中のFW知念慶が欠場する中で迎える今節、3ヶ月前とは違う姿を見せられるか。
水曜日に横浜F・マリノスとの神奈川ダービーを制し、王手をかけた川崎F。自力で優勝を決めることができる状況の中、注目の一戦に臨む。横浜FM戦ではFW小林悠が1ヶ月ぶりに復帰。個人技で敵陣を蹂躙したFW三笘薫のお膳立てからゴールを奪ったエースの帰還を追い風に、2シーズンぶりのシャーレを掴み取りにいく。
15:00 ベガルタ仙台 vs 鹿島アントラーズ（J1）
今期ホーム初白星を狙う18位のベガルタ仙台は、6位の鹿島アントラーズと対戦する。
仙台はミッドウィークのFC東京戦で2度リードを許すも、追いついての勝ち点1。ガンバ大阪戦の白星をきっかけに、チームに自信がよみがえったことは大きな収穫だ。鹿島とのカードは直近4連敗と相性が悪いものの、2試合連続ゴール中のFW長沢駿を中心にゴールに迫り、ホームでの待望の3ポイントを奪いたい。
ACL圏内を射程に捉え、首位・川崎Fとのドローから中6日で仙台に乗り込む鹿島。MF三竿健斗が出場停止の今節は、MF永木亮太がMFレオ・シルバとボランチを組むことになりそうだ。注目は前節久しぶりの出場で勝ち点獲得に貢献したDF山本脩斗。セットプレーのターゲットとしても期待が集まる33歳の、円熟味溢れるプレーは必見だ。
15:00 柏レイソル vs サガン鳥栖（J1）
新型コロナウイルスの影響で先月31日以来のリーグ戦となる10位・柏レイソルは、ホームで15位・サガン鳥栖との一戦に臨む。
選手、スタッフ16人の陽性が判明して活動を休止していた柏は、18日に通常トレーニングを再開。準備期間が短い中で、終盤戦に向けてリスタートを切った。YBCルヴァンカップ決勝など3試合の延期を経ての実戦。サッカーができる喜びを勝ち点3という形で表現し、上位争いに再び食い込んでいきたい。
鳥栖はここ6試合で腐敗を継続しているものの、5度の引き分けと思うように勝ち点を伸ばせない中で迎える今節。取りこぼした印象の試合もあっただけに、しっかりと勝ち切ってホームに戻りたいところだ。鍵を握るのは古巣対戦となるDFエドゥアルド。柏の強力な攻撃陣を抑える上で、最終ラインのリーダー役として大きな期待がかかる。
16:00 セレッソ大阪 vs サンフレッチェ広島（J1）
5位のセレッソ大阪は、勝ち点6離れた9位・サンフレッチェ広島とのホームゲームに臨む。
前節は17位・清水エスパルスに1-3で敗れ、上位との差を縮めることができなかったC大阪。現在3戦未勝利と停滞気味だが、ほかのチームよりも消化試合数は少なく、依然として自力でのACL出場権獲得の可能性を十分に残す。仕切り直しを図る今節は、まずチームの強みである堅守を取り戻したい。
現在5戦負けなしとはいえ、2勝3分けと勝ち切れない試合が目立つ広島。横浜FCと対戦した前節も、最後まで勝ち越しゴールを奪えず、痛恨のドローとなった。ACL出場圏の3位確保に向けて、残り6試合は全勝が求められるが、今節は自らの上を行くC大阪を下し、勝負強さを示したい。
17:00 名古屋グランパス vs 湘南ベルマーレ（J1）
ACL圏内を狙う3位の名古屋グランパスは、好調の16位・湘南ベルマーレと対戦する。
白熱の2位争いに身を置く名古屋は、前節FC東京との直接対決を制し、値千金の勝ち点3を獲得した。FW金崎夢生、FW山﨑凌吾とCFが相次いで離脱する中、13試合ぶりの先発を果たしたFWガブリエル・シャビエルが出色の出来を披露。前節に決勝点を挙げたFWマテウスとともに、ブラジリアンコンビの働きが今節もカギを握りそうだ。
湘南の勢いが止まらない。前節は敵地でヴィッセル神戸を2-0と撃破。これで3戦連続の完封勝利＆6試合負けなしとなった。神戸戦ではGK谷晃生がビッグセーブを連発し、負傷者続出の最終ラインもDF舘幸希・DF石原広教・MF田中聡という若手の面々が支えている。今節は3位・名古屋と相対するが、チームは自信を携えてアウェイ戦に臨めるはずだ。DF
11月22日
16:00 浦和レッズ vs ガンバ大阪（J1）
日曜唯一のゲームは、8位・浦和レッズと2位・ガンバ大阪が激突する注目カードだ。
アウェー4連戦を終えて埼玉スタジアムに帰ってきた浦和の注目は、エースのFW興梠慎三。史上初の9年連続2桁得点と、中山雅史に並ぶ歴代3位のJ1通算得点（157）にダブルで王手をかけている。今季アウェーで平均0.92失点と堅いG大阪の守備をこじ開け、ホームで偉業を達成することができるか。
前節ベガルタ仙台に0-4でショッキングな敗戦を喫したG大阪だが、2位争いを勝ち抜く上で連敗は許されない。鍵を握るのは、個人技に長けたサイドアタッカーを擁する浦和に対峙する両サイドバック。チームの快進撃を担ってきたDF髙尾瑠、MF福田湧矢が主導権を握ることができれば、勝ち点3はぐっと近づきそうだ。
順位表
※第27節終了時点（暫定順位）。尚、ACLにより前倒しとなった試合分も反映
| 順位 | 点 | 勝 | 分 | 敗 | 差 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 川崎フロンターレ | 72 | 23 | 3 | 2 | ＋50 |
| 2 ガンバ大阪 | 55 | 17 | 4 | 7 | ＋7 |
| 3 名古屋グランパス | 52 | 16 | 4 | 9 | ＋13 |
| 4 FC東京 | 51 | 15 | 6 | 11 | ＋3 |
| 5 セレッソ大阪 | 49 | 15 | 4 | 8 | ＋7 |
| 6 鹿島アントラーズ | 49 | 15 | 4 | 10 | ＋6 |
| 7 横浜F・マリノス | 47 | 14 | 5 | 14 | ＋12 |
| 8 浦和レッズ | 45 | 13 | 6 | 10 | −4 |
| 9 サンフレッチェ広島 | 43 | 12 | 7 | 9 | ＋11 |
| 10 柏レイソル | 41 | 12 | 5 | 9 | ＋11 |
| 11 ヴィッセル神戸 | 36 | 9 | 9 | 15 | −8 |
| 12 大分トリニータ | 33 | 9 | 6 | 11 | −8 |
| 13 北海道コンサドーレ札幌 | 31 | 8 | 7 | 14 | −15 |
| 14 横浜FC | 28 | 8 | 4 | 16 | −19 |
| 15 サガン鳥栖 | 26 | 5 | 11 | 11 | −7 |
| 16 湘南ベルマーレ | 23 | 6 | 5 | 16 | −15 |
| 17 清水エスパルス | 20 | 5 | 5 | 17 | −19 |
| 18 ベガルタ仙台 | 18 | 3 | 9 | 16 | −25 |
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