明治安田生命J1リーグ第32節 放送日程・見どころ
12月12日
14:00 FC東京 vs サンフレッチェ広島(J1)
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)で敗退した6位・FC東京は、8位・サンフレッチェ広島とホームで対戦する。
ラウンド16で涙をのんだカタールでの激闘から中5日。FC東京がJリーグの舞台に帰ってくる。ACLに出場せず国内に残ったメンバー中心の構成が予想される中、期待されるのは若手のさらなる台頭。ターンオーバーを積極的に行い、底上げを果たしてきた今季を象徴する“育成の東京”を証明したい。
広島はここ8試合負けがないものの、そのうち5試合は引き分け。前節の北海道コンサドーレ札幌戦も2-2と勝ち点1を分け合った。ブラジルに一足早く帰国したFWレアンドロ・ペレイラを欠いて臨む今節。チームトップスコアラーの不在を埋める前線の選手の活躍に期待しよう。
第31節
14:00 名古屋グランパス vs 横浜FC(J1)
ACL出場権争いを繰り広げる3位・名古屋グランパスと15位・横浜FCの一戦。建て替え工事を控えるパロマ瑞穂スタジアムでは最後の試合となる。
名古屋は前節、柏レイソルを下して2試合連続のクリーンシート。ACL出場権をかけた、ホームでのラスト2試合に臨む。“聖地瑞穂”では今季ここまで4勝1分けと結果を残しており、FWマテウスが3試合でゴールをマーク。改築前ラストマッチを飾って最終節へ勢いをつけられるか。
前節のサガン鳥栖戦では前半素晴らしい内容を見せたものの、ペースダウンして勝ち点1に終わった横浜FC。ここ6試合勝てていない苦手のアウェーゲームに挑む。注目は3-2で勝利した前回の名古屋戦で、J1初ゴールを挙げたDF志知孝明。東海学園大学(愛知県)出身の攻撃的サイドバックの奮起に期待しよう。
14:00 セレッソ大阪 vs 柏レイソル(J1)
上位争い真っ只中の4位・セレッソ大阪が、7位の柏レイソルを迎える注目カードだ。
3連勝で2位争いに食らいつくC大阪。攻撃陣にタレントが揃う柏と激突する今節は、見応えのある攻防が予想される。ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督の築き上げた守備組織で相手を封じ込め、今週試合のない2位・ガンバ大阪との勝ち点差を「4」から縮めることができるだろうか。
柏は水曜日の大分トリニータ戦で引き分けに終わり、ACL出場権獲得の可能性が消滅。それでも年始にYBCルヴァンカップ決勝を控えているだけに、弾みをつけたい一戦だ。大分戦で先発を外れたFWオルンガ、出場機会がなかったMF江坂任といった主力選手の奮起にも期待したい。
14:00 サガン鳥栖 vs 川崎フロンターレ(J1)
14位のサガン鳥栖は、優勝を決めている首位・川崎フロンターレと対戦する。
2試合連続ドローと、あと一歩の試合内容が続く鳥栖。川崎Fに対しては過去5試合連続で無得点に終わっており、伸び盛りの若手が多いチームにとって大きな挑戦となる。キープレーヤーとなるのは、かつて川崎Fに在籍した経験も持つMF原川力。J屈指のプレースキッカーを中心に王者のゴールをこじ開けたい。
開幕節の前回対戦で鳥栖と引き分けた川崎F。この試合に勝てば今季対戦したJ1全クラブから白星を挙げることになる。アウェーではここ3試合で1敗2分けと勝ちきれていない中、今季の圧倒ぶりを証明することができるか。J1新人最多記録の13得点にあと1と迫るMF三笘薫にも注目しよう。
15:00 大分トリニータ vs 北海道コンサドーレ札幌(J1)
11位の大分トリニータは、今季ホーム最終戦に13位・北海道コンサドーレ札幌を迎える。
水曜日の柏レイソル戦ではDF岩田智輝のスーパーミドルで追いつき、勝ち点1を獲得した大分。第15節以降、チームが得点した試合では、7勝3分け無敗と「1点でも取れば負けない」形が続いている。8日にはクラブの元気印・FW三平和司ら4選手との契約満了を発表。ホーム最終戦を飾り、功労者たちを笑顔で送り出したい。
札幌は前節セレッソ大阪に敗れてホーム最終戦を飾ることができず。守備のミスが響き、3失点を喫してしまった。鋭いカウンターを繰り出す大分相手に、危険な位置でのミスは禁物。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督と片野坂知宏監督(大分)の師弟対決も見どころだ。
16:00 鹿島アントラーズ vs 清水エスパルス(J1)
ACL出場圏内の可能性を残す5位・鹿島アントラーズは、17位・清水エスパルスと対戦する。
4-0で圧勝した浦和レッズ戦から2週間空き、今節を迎える鹿島。ツートップのエヴェラウド、上田綺世はともにここ5試合で4ゴールと、コンスタントに結果を出している。とりわけゴラッソを連発し、鮮烈な印象を残しているのが上田。ここまで8得点をマークする次世代のエースには、サポーターならずとも注目したい。
対する清水は前節、川崎フロンターレに2-2で引き分ける堂々の戦いぶり。激しいプレッシングから王者のミスを何度も誘発した。J1では通算60度目の対戦となる鹿島に対しては4連敗中で、アウェーでの勝利となると2012年が最後。シーズン終盤にようやくつかみ始めた手応えを胸に、鬼門突破を誓う。
17:00 浦和レッズ vs 湘南ベルマーレ(J1)
10位の浦和レッズは、16位の湘南ベルマーレをホームに迎える。
浦和は第30節の鹿島アントラーズ戦に敗れ、今季目標としていたACL出場の可能性が消滅。今後はこれまで出場機会の少なかった選手たちのアピールに焦点が集まりそうだ。もう一つの大きなトピックが、FW興梠慎三の9年連続二桁得点。あと「1」と迫ったエースは、ホームで大台に乗せることができるか。
対する湘南は前節のガンバ大阪戦で敗れたものの、上位チームを相手に充実した内容を見せた。埼玉スタジアムでの3年連続勝利を狙う上で、鍵を握るのは負傷離脱から帰ってきたFW石原直樹だ。浦和戦では第1節のホームゲームでも得点を記録。頼れるエースが古巣相手に襲いかかる。
順位表
※第31節終了時点(暫定順位)。尚、ACLにより前倒しとなった試合分も反映
順位 | 点 | 勝 | 分 | 敗 | 差 |
---|---|---|---|---|---|
1 川崎フロンターレ | 76 | 24 | 4 | 3 | +54 |
2 ガンバ大阪 | 62 | 19 | 5 | 8 | +4 |
3 名古屋グランパス | 59 | 18 | 5 | 9 | +16 |
4 セレッソ大阪 | 58 | 18 | 4 | 9 | +10 |
5 鹿島アントラーズ | 55 | 17 | 4 | 11 | +9 |
6 FC東京 | 51 | 15 | 6 | 11 | +3 |
7 柏レイソル | 48 | 14 | 6 | 11 | +14 |
8 サンフレッチェ広島 | 48 | 13 | 9 | 9 | +12 |
9 横浜F・マリノス | 47 | 14 | 5 | 14 | +12 |
10 浦和レッズ | 45 | 13 | 6 | 12 | −9 |
11 大分トリニータ | 38 | 10 | 8 | 13 | −10 |
12 ヴィッセル神戸 | 36 | 9 | 9 | 15 | −8 |
13 北海道コンサドーレ札幌 | 35 | 9 | 8 | 15 | −13 |
14 サガン鳥栖 | 31 | 6 | 13 | 12 | −7 |
15 横浜FC | 29 | 8 | 5 | 18 | −22 |
16 湘南ベルマーレ | 25 | 6 | 7 | 18 | −18 |
17 清水エスパルス | 25 | 6 | 7 | 18 | −21 |
18 ベガルタ仙台 | 24 | 5 | 9 | 18 | −26 |
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